FW：アレクシス・サンチェス（チリ代表／マルセイユ）

生年月日：1988年12月19日（34歳）
市場価値：450万ユーロ（約6.3億円）
22/23リーグ戦成績：27試合12得点1アシスト

　チリ代表のアレクシス・サンチェスは、欧州トップレベルで長くプレーし続けている選手の1人である。初の欧州挑戦の場となったウディネーゼで本格ブレイクすると、2011/12シーズンより在籍したバルセロナではリオネル・メッシらと共に強力な攻撃陣を形成。2014年に加入したアーセナルでは不動のエースとして、毎シーズンのようにゴールを量産していた。

　2017/18シーズンに移籍したマンチェスター・ユナイテッドで歯車が狂い、その後インテルでも不発に終わったサンチェスだったが、今季よりフリー加入したマルセイユでは復活を印象付けている。リーグアンでは27試合で12ゴールを奪っており、チャンピオンズリーグ（CL）でも5試合で2ゴールを奪った。かつてジョゼップ・グアルディオラ監督に「メッシに次ぐ才能」と称された実力は、伊達ではない。

　そんなサンチェスは1年契約でマルセイユに加入したため、今夏で契約が切れる。フランスメディア『RMCスポーツ』によると、契約には1年の延長オプションが含まれているが、いずれにせよシーズン終了後の話し合いにより去就が決まるとのこと。カギは来季のCL出場と、サンチェスが「攻撃陣で孤立している」と感じることがあるため、イゴール・トゥドール監督のプラン次第になるだろうと伝えられている。