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イタリアの消えた逸材5人。天国から地獄へ…表舞台から姿を消したかつての天才たち

シリーズ:消えた逸材5人 text by 編集部 photo by Getty Images

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若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消した5人のイタリア人選手を紹介する。


MF:ホセ・マウリ


【写真:Getty Images】

MF:ホセ・マウリ
生年月日:1996年5月16日
主な在籍クラブ:パルマ、ACミラン
現所属クラブ:クラブ・アトレティコ・サルミエント


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 ホセ・マウリはアルゼンチン生まれだが、イタリアに渡りパルマの下部組織に加入。世代別のイタリア代表でもプレーし、13/14シーズンに17歳にしてセリエAデビューを果たした同選手は、将来を嘱望される存在だった。

 169cmと小柄な身体で中盤を駆け回るマウリは、14/15シーズンに低迷したチームの主力に定着。セリエA第30節のユベントスではゴールを決めて勝利に導くなど、シーズンを通して目覚ましい活躍を見せてブレイクを果たし、2015年夏にACミランへの移籍のチャンスをつかみ取った。

 しかし、ミランでの時間は厳しいものとなった。1年目は公式戦10試合の出場に留まると、翌シーズンにはエンポリにレンタル移籍に出されている。3年目の17/18シーズンはミランに復帰したが、ここからの2年間では11試合しかプレーできなかった。その後、2019年夏に4年間の契約が満了となり、アルゼンチンのタジェレスに加入。2021年夏にはMLSのカンザスシティに活躍の場を移したが、目立った活躍は見せられず、2022年夏に退団後は無所属となっていた。現在は2023年冬に加入したクラブ・アトレティコ・サルミエントでプレー。まだまだ活躍できる年齢であるが、ここから巻き返すことはできるだろうか。

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