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天国から地獄へ…。ドイツの消えた逸材(1)27歳で現役引退。バイエルンから姿を消した有望株

シリーズ:消えた逸材5人 text by 編集部 photo by Getty Images

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若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消した5人のドイツ人選手を紹介する。


DF:トビアス・ラウ

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【写真:Getty Images】

DF:トビアス・ラウ
生年月日:1981年12月31日
主な在籍クラブ:バイエルン・ミュンヘン、ヴォルフスブルク
現所属クラブ:現役引退


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 トビラス・ラウは、当時3部のアイントラハト・ブラウンシュヴァイクでプロキャリアをスタート。19歳でヴォルフスブルクにステップアップすると、在籍2年目の02/03シーズンはブンデスリーガ27試合に出場し、サイドバックのレギュラーに定着した。そして、2003年にドイツ代表デビューを飾り、同年夏にバイエルン・ミュンヘンに移籍。左サイドを積極的に駆け上がるのが持ち味で、21歳でドイツ代表としてプレーしたラウは、次代のドイツ代表を担う存在として期待された。

 しかし、バイエルン加入後はケガや病気に悩まされることに。1年目に太ももの負傷やウイルス感染により戦線離脱を強いられ、2年間でわずか公式戦19試合の出場にとどまってしまった。その後、23歳の時にアルミニア・ビーレフェルトへ移籍したが、ここでも負傷に悩まされ、4シーズンでわずか公式戦37試合の出場に終わってしまった。

 将来を期待されながらも、負傷により思うような活躍が出来なかったラウは、27歳でトップレベルでのプレーを終えた。現役引退後は2018年12月から古巣ブラウンシュヴァイクの経営に携わり、2021年5月に退任している。

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【了】

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