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現所属：シモン・ケアー、フィカヨ・トモリ、ピエール・カルル、マリック・チャウ、マッテオ・ガッビア

　ミランのセンターバックは、現時点で大きな問題がない。経験豊富なシモン・ケアーの脇でフィカヨ・トモリとピエール・カルルが成長を続けている。さらに、今季途中にはマリック・チャウがブレークを果たした。現時点でステファノ・ピオリ監督にとってチャウは3バック時の選択肢という感じだが、能力の高さは存分に示している。

　ビッグネームの補強があるとすれば、現レギュラークラスがより大きなクラブに引き抜かれたときだろう。ただ、現時点で信ぴょう性の高い話は聞こえていない。34歳のケアーは年齢が気になるところで、その意味で若手有望株を獲得して育てたいと考えている可能性はある。具体的にはノリッジの20歳、アンドリュー・オモバミデレが噂にあがったりもしているが、噂の域を出ない印象だ。

　よって、来季のセンターバックは現状維持の可能性が高い。5番手扱いとなっている23歳のマッテオ・ガッビアが出場機会を求めて動くかどうかというところではないだろうか。