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海外サッカー 12か月前

夏にどう変わる? ACミラン、来季の予想陣容。補強ポイントと放出候補は?

シリーズ:来季の予想陣容 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


現所属:サンドロ・トナーリ、イスマエル・ベナセル、トンマーゾ・ポベガ、ラデ・クルニッチ、アステル・ブランクス、ティエムエ・バカヨコ、シャルル・デ・ケテラール、ブラヒム・ディアス、ヤシン・アドリ

 2人の守備的MFを置くシステムがメインのミランは、このポジションに問題を抱えていない。サンドロ・トナーリとイスマエル・ベナセル、ラデ・クルニッチで十分に回っている。ここにトンマーゾ・ポベガが絡んで疲労を管理しているところだ。

 むしろ必要なのは人員整理で、ティエムエ・バカヨコは退団へ。出番がない若手のヤシン・アドリとアステル・ブランクスについては検討が必要だろう。

 複数ポジションをこなせるクルニッチは頼りになるとしても、さらに上のレベルを目指すためにレギュラークラスがもう1人欲しいところではある。サッスオーロのダヴィデ・フラッテージは、ミランの関心が伝えられている選手の一人だ。

 間違いなく今夏の補強ポイントの一つになるのはトップ下。昨年夏に獲得したシャルル・デ・ケテラールが今頃主役になっているはずだったが、こちらは大きく期待を裏切った。ミランは能力面に確信があるようで、完全移籍での放出は検討していないが、レンタルに出して殻を破るきっかけをつくる可能性はあると言われている。

 ブラヒム・ディアスはシーズン終盤に入って一皮むけた印象だが、レアル・マドリードからのレンタルで加入している立場。ミランが完全移籍での獲得を希望しても、相手の返答次第で状況は変わる。

 最近の試合で攻守の切り替えのカギを握っているベナセルがトップ下として見事な働きをしているが、デ・ケテラールを修行に出すのであれば、1人は加えなければいけないはず。ただ、まずはブラヒム・ディアスの去就が分からないと動き出せない。

 トップ下の補強候補としては、エンポリの若手、トンマーゾ・バルダンツィなどが噂されている。若手を育てて世に出すというミランのプロジェクトに合致しているのはこちらだが、ファンが望んでいるのは、冬の移籍市場でも話があったニコロ・ザニオーロ級の即戦力だ。

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