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海外サッカー 11か月前

無駄遣い…。マンチェスター・シティ歴代“不良債権”ワーストイレブン。大外れだったのは…?

シリーズ:不良債権ワーストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ダニーロ(ブラジル代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1991年7月15日
在籍期間:2017年夏~16年夏
移籍金:3000万ユーロ(約42億円)
クラブ通算成績:60試合4得点3アシスト

 ダニーロは3000万ユーロ(約42億円)の移籍金でレアル・マドリードから獲得した大物だったが、ジョゼップ・グアルディオラ監督のもとで輝くことはなかった。

 シティで右サイドの担当になることが予想されたダニーロだが、なかなか適応できず。チーム状況に応じて様々なポジションを任されることに。左サイドバックやセンターバック、時には中盤の守備的な役割も担当したが、いずれも周囲を満足させるプレーはできなかった。

 2年目の18/19シーズンは出番すらない試合が増えてしまい、シーズン終了後にユベントスへ移籍している。

 ユベントスで再び重要な選手として扱われるようになったダニーロは、シティ時代の不調について、「ペップはいつも気を張っていて、リラックスできなかった。良い関係を築くのが難しかった」とコメント。真面目な指揮官と合わなかったと振り返っていた。

DF:エリアキム・マンガラ(元フランス代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1991年2月13日
在籍期間:2014年夏〜19年夏
移籍金:4500万ユーロ(約63億円)
クラブ通算成績:79試合0得点3アシスト

 エリアキム・マンガラは当時のDFとしてプレミアリーグ史上最高額の移籍金でマンチェスター・シティにやってきたが、全く活躍できなかった。

 マンガラはポルトでの活躍が高く評価され、複数クラブが関心を示した中でシティにやってきた。だが、プレミアリーグ適応に失敗。圧倒的なフィジカルは誰もが認めるところだが、ポジショニングのまずさやプレーの判断ミスが目立ち、なかなか信頼を集めることはできなかった。

 それでもピッチに立ち続けていたが、2016年にジョゼップ・グアルディオラ監督が就任したことが決定打に。センターバックにビルドアップの能力を求める指揮官には起用されず。グアルディオラ監督は本人に対してもそのことを正面から伝えたと言われている。だが、すぐに新天地は決まらず、バレンシアとエヴァートンへレンタルに出されたあと、2019年にバレンシアへ完全移籍となった。

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