ACミラン最新ニュース

　イタリア・セリエAの名門ミランでは、これまで多くのレジェンドたちが活躍してきた。中でも攻撃を司るポジションは、華があるスターが多く、多くのファンを魅了してきた。今回は、抜群のセンスで攻撃を彩ったミランの5人の“司令塔”を紹介する（通算成績は『transfermarkt』を参考）。

MF：アンドレア・ピルロ（元イタリア代表）

生年月日：1979年5月19日
ACミラン所属時期：2001年〜2011年
ACミラン通算成績：401試合41得点70アシスト

　イタリアの司令塔を語る上で、アンドレア・ピルロは欠かせない選手だ。そのピルロが現役時代に最も長く過ごしたクラブがACミランである。

　ピルロは2001年に同じ街のライバルであるインテルからミランへ移籍。当時はまだトップ下が本職だったものの、チームメートにマヌエル・ルイ・コスタがいたこともあって、守備的MFとして起用されるようになり、レジスタとしての才能が開花した。技術の高さ、キックの精度、戦術眼とあらゆる能力が高く、ミランの攻撃の起点として不動の地位を確立している。

　ピルロが所属している時期に、ミランはUEFAチャンピオンズリーグ（CL）優勝2回やセリエA優勝2回など多くの成功を収めた。その中心選手だったピルロの功績は大きく、一つの時代をつくった選手と言えるだろう。

　ブレシア時代にロベルト・バッジョとともにプレーし、レジスタを経験していたピルロ。イタリアを代表するファンタジスタを間近で見て育ったタレントは、稀代のゲームメーカーに成長した。