MF:フランク・ライカールト(元オランダ代表)
生年月日:1962年9月30日
ACミラン所属時期:1988年〜1993年
ACミラン通算成績:201試合26得点25アシスト
フランク・ライカールトは、ACミランでUEFAチャンピオンズカップ(現UEFAチャンピオンズリーグ)連覇などの偉業達成に貢献したレジェンドだ。
1988年にミランの一員になったライカールトは、マルコ・ファン・バステン、ルート・フリットとともに「オランダトリオ」と呼ばれ、チームの中心として活躍している。もともとセンターバックを本職としていたライカールトだが、ミランでは主に守備的MFを担当した。
この頃のミランといえば、アリゴ・サッキ監督のゾーンプレスが世界を驚かせていた。当時は画期的な戦術だったものの、ライカールトはすぐに適応して守備の要となると同時に、パスを散らして攻撃の起点にもなり、新しい時代の戦術に完璧にフィットしている。
ファン・バステンやフリットといった爆発的な個の力を持った仲間が存分に力を発揮できたのも、抜群の安定感で試合をつくるライカールトというピッチの支配者がいたからだ。