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海外サッカー 8か月前

まるで別人? なぜかドイツ代表で輝けなかった名手5人。居場所を築けなかった実力者たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:トルステン・フィンク


【写真:Getty Images】


生年月日:1967年10月29日
ドイツ代表成績:なし
ブンデスリーガ成績:367試合40得点24アシスト

 19年6月から約1年間、ヴィッセル神戸の監督を務めたトルステン・フィンクもドイツ代表でプレーできなかった選手の1人だ。ドルトムントの下部組織からトップチームに昇格できず、ヴァッテンシャイトを経てカールスルーエで頭角を現した。

 97年夏、バイエルンへと移籍。すぐに守備的MFのレギュラーに定着した。7シーズンに渡って主力選手として活躍し、ブンデスリーガは4度、DFBポカールは3度、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、トヨタカップ(現・クラブワールドカップ)など様々なタイトルを獲得した。2003/04シーズンからはバイエルンのセカンドチームでプレーし、06年夏に現役を引退した。

 ブンデスリーガで通算367試合に出場し、バイエルン時代には世界一も経験したフィンク。これだけの実績の持ち主ながらドイツ代表とは全く縁がなく、キャリアを通じて1度も招集されることはなかった。ローター・マテウスやトーマス・シュトルンツといった選手が近い世代にいたことも大きいが、バイエルンに移籍した時点で29歳だったという点も招集されなかった要因の1つだろう。

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