アーセナル 最新ニュース
UEFAチャンピオンズリーグ（CL）グループステージ2節、RCランス対アーセナルが現地時間3日に行われ、ホームチームが2-1で勝利を収めた。下馬評ではアーセナル優勢かと思われたが、結果的には今大会が初のCL出場となるRCランスに大会初勝利を譲る結果に。なぜミケル・アルテタ監督のチームは敗れたのだろうか。（文：安洋一郎）
アーセナルに勝ったRCランスがクラブ史上初のCL勝利
【写真：Getty Images】
RCランスがアーセナルに2-1で勝利することを予想できた人はかなり少ないのではないだろうか。
【今シーズンのアーセナルはSPOTV NOWで！
U-NEXTから加入で無料トライアル実施中！】
クラブ史上初のホームでのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）となったこの試合において、ホームサポーターの声援は凄まじかった。メインサポーターは常に大きなフラッグを振り、90分間を通してRCランスの選手を後押しし続けた。
CLでのアウェイゲームはどれも難しいが、この試合でアーセナルは相手のミスから先制に成功している。14分に相手のバックパスのミスを逃さなかったブカヨ・サカが敵陣でボールを回収すると、ガブリエウ・ジェズスが冷静にコースへとシュートを流し込んだ。
このゴールでアウェイチームが優位に立ったと思われたが、結果は違った。先制をされてもRCランスはアーセナル相手に勇気をもって最終ラインを高く保ち、コンパクトな［5-4-1］のシステムでハイプレスとミドルプレスを上手く使い分けていた。
この守備戦術で、ホームチームはアーセナルが本来使いたい中央のスペースを上手く消していた。そして効果的な楔のパスを通させず、逆にパスを引っかけたところからカウンターを目指すという明確な狙いを定めていた。
この勇敢な守備でRCランスは前半と後半に1ゴールずつ奪い、アーセナル相手に逆転勝利をあげた。フランク・ヘイズ監督の術中にハマったといえばそれまでなのだが、アーセナルのミケル・アルテタ監督の後手を踏む采配も結果に大きく影響している。
