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　世界では、様々な特徴を持つ選手が活躍している。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化するのは極めて困難であることを承知の上で、フットボールチャンネルでは近年のスタッツを中心に様々なデータを集計し、5項目の能力に分類して数値化。今回は全フィールドプレーヤーを対象とし、この5項目の平均値が高い順にランキング形式で紹介する。

10位：ケヴィン・デ・ブライネ（ベルギー代表）

【写真：Getty Images】

生年月日：1991年6月28日
所属クラブ：マンチェスター・シティ（イングランド）
22/23リーグ戦成績：32試合7得点18アシスト

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　ケヴィン・デ・ブライネは世界最高峰のチャンスメイカーとして、マンチェスター・シティの攻撃陣を支えている。

　「97.2」という異次元な数字を叩き出したことからもわかるように、このベルギー代表MFの「スキル」は他の選手とも一線を画している。相手DFがしっかりとブロックを敷いていた中でも正確無比なクロスやスルーパスで決定機を作ってしまう。それもキックに威力があるためボールが速い。強い正確なボールを蹴ることにおいてデ・ブライネの右に出る者はいないだろう。

　この「スキル」を土台とした「攻撃力」はMFの中でも屈指だ。昨季のレアル・マドリードとのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）で決めた地を這うミドルシュートは印象的だろう。フィニッシャーとしてもチャンスメイカーとしても非常にハイレベルで、プレミアリーグでは2桁ゴールを2度、2桁アシストを5度も記録している。

　こうした数字を伸ばす上で欠かせないのが「IQ」の高さだ。マンチェスター・シティにおいてデ・ブライネのポジショニングは高い自由度を与えられることが多く、ライン間など相手がマークしづらいポジションでボールを受ける回数が多い。常に周りの状況を判断した上で最適な位置にいるため、サッカーIQが高い選手だと言えるだろう。能力値でも「90.2」を叩き出した

　上記の能力を踏まえると、デ・ブライネが世界最高峰の攻撃的MFであることがわかるだろう。それでも能力値ランキングで10位に留まったのは「守備力」であり、これが「65.7」となったことがネックとなっている。