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冨安健洋、主力が抜けた穴をカバー

　日本代表DF冨安健洋を擁するアーセナルは、今季のリーグ戦で首位の座を争っている。例年のように怪我人続出だが、それでも3位に踏みとどまっている。その理由は、アーセナルに所属するウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコの言葉にヒントが隠されていると、米メディア『ヤードパーカー』が報じた。

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　ジンチェンコは先日、英メディア『イブニング・スタンダード』を通じて「我々は素晴らしいチームであり、どのポジションにも良い競争がある。これは間違いなくポジティブな兆候だよ」と発言している。ジンチェンコは左サイドバックのポジションを冨安と争っており、最近はベンチスタートになる試合もあった。右サイドバックでは、チーム最長出場時間を誇るベン・ホワイトが主力に定着しているが、同選手が欠場した時は冨安が右サイドバックを務めた試合もある。トーマス・パーティを含め、怪我人が相次いでいるアーセナルだが、それでも優勝争いから脱落していない。

　米メディア『ヤードパーカー』はタイトルに「アーセナルが完全にフィットした状態でどれだけ素晴らしいチームになるか、想像してみてほしい」とつけ、「ミケル・アルテタ監督は現在、質の高い選手層を誇る本当に素晴らしいチームを持っている」と報じた。怪我人が続出していることにも触れ「アルテタがシーズンの大半で先発スターを欠いていることを考えると、アーセナルが好成績を記録し続けていることが信じられない。もし、このメンバーが万全の状態で先発の座を争ったら、アーセナルのレベルはどれほど熾烈なものになるのだろうか？未来は明るいように思える」と伝えている。