高額なチケットが販売された一戦で、怪我を理由にメッシは欠場。その一方で、3日後に日本で開催されたヴィッセル神戸戦には出場し、約30分間もプレーしたことが火に油を注ぐ形となり、香港や中国のファンから怒りを買った。その余波はアルゼンチン代表の試合にも及び、3月に中国の杭州市で開催予定だったアルゼンチン代表のナイジェリア戦が中止になっている。そして、事態を収束するためにメッシは、政治的な理由ではないこと、中国と親密な関係を築いていること、怪我が欠場理由であることを説明する動画を掲載した。

　それでも、同メディアはタイトルに「メッシは公式に試合欠場理由を回答。謝罪もせず、根本的な問題も無視。誠意が欠如しているのでは？」とつけ、「メッシの説明を聞いて、それに同意するファンもいると思うが、それでも許せないファンもいる。動画全体から判断すると、メッシには謝罪するつもりはない。彼はファンを傷つける理由をよく理解せずに、試合を欠場した理由だけを語った。実際、その試合ではファンはメッシがプレーしなかったことを完全に責めたわけではなかった。（観客はメッシのプレーを望んでいたが、メッシが本当に負傷した場合、ファンはメッシがプレーしないことを理解するだろう。結局のところ、選手の健康の方が重要だ。） しかし、メッシの傲慢な態度は、その場にいた観客とファンの怒りを買った。もし彼がその場で一言、プレーしない理由を説明し、観客と交流し、観客を慰めていれば、それ以上の争いは起こらなかったはずだ。残念なことに、彼はそうせず、ポケットに手を突っ込み、聴衆を完全に無視した。怒らない観客はいないだろう？」と報じている。