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【写真：Getty Images】

後半は北朝鮮女子代表に多くチャンスを作られる

【日本 0-0 北朝鮮 パリ五輪最終予選】

　パリオリンピック2024 女子サッカー アジア最終予選、なでしこジャパン（サッカー日本女子代表）は北朝鮮女子代表と対戦した。なでしこジャパンはスコアレスドローで試合を終えた。

　序盤からなでしこジャパンは高いボール支配率で試合をリードする。高い位置を取る右サイドバック清水梨紗が中に入ってゲームメイクに参加するなど、ワイドに相手を揺さぶりながら攻めるチャンスを窺う。

　対して北朝鮮女子代表はフィジカルで優位に立っており、少ない人数でフィニッシュまで完結させる。強いシュート力を備えた選手を前線に揃えており、前半のうちにミドルレンジから危ない場面を作られた。

　後半は立ち上がりから北朝鮮女子代表にチャンスを作られ、なでしこジャパンは耐え忍ぶ時間が続く。後半に入ってから1本もシュートを打てず、70分を経過しても打開の兆しが見られない。

　73分、北朝鮮女子代表は右サイドから決定機を作る。イ・ミョングムからクロスを送ると、キム・キョンヨンが頭で合わせて、ボールはバーを叩く。このあたりの時間帯から支配率でも北朝鮮女子代表に盛り返され、攻守に後手を踏む場面が目立ってきた。

　このまま試合はスコアレスで終了。28日にはホームで北朝鮮女子代表との第2戦が行われるが、後半の戦いには課題があるように見えた。開催地が決まらないなどのトラブルに見舞われたものの、修正には期待したい。