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天国から地獄へ…。完全に落ちぶれてしまったスター選手6人。輝かしいキャリアが一転して…

シリーズ:完全に落ちぶれてしまったスター選手6人 text by 編集部 photo by Getty Images

ハメス・ロドリゲス(コロンビア)

サンパウロFC ハメス・ロドリゲス

【写真:Getty Images】


生年月日:1991年7月12日
現所属クラブ:サンパウロFC(ブラジル)
今季リーグ戦成績:3試合1ゴール1アシスト

 レアル・マドリードで背番号10を背負ったハメス・ロドリゲスは、現在ブラジルのサンパウロFCでもがき苦しんでいる。

 ハメスは2014年に行われたFIFAワールドカップ・ブラジル大会で6ゴールをマークする鮮烈な活躍を見せた。ゴールデンブーツも受賞し、一気にワールドスターの仲間入りを果たした。W杯後間もなくマドリー移籍が発表され、歴史あるクラブで10番を背負うこととなった。まさにハメスの絶頂期といえるだろう。

 しかし、この背番号が大きな足かせとなってしまったのだろうか。初年度こそ29試合13ゴール13アシストと圧巻の成績を残したものの、マドリー2年目途中、クラブのレジェンドであるジネディーヌ・ジダンが監督に就任するとチーム内の序列が低下。スピード違反で逮捕されるなど素行面でも不安が残り、2017年にバイエルン・ミュンヘンへレンタル移籍となった。バイエルンではそれなりの成績を残したがマドリーでの序列は上昇することなく、復帰した19/20シーズンはわずか8試合の出場にとどまった。

 翌シーズンにエバートンへ移籍したハメスは、1シーズンで退団した後、中東リーグでプレーし、今シーズンに南米へプレーの地を移した。ブラジルW杯で世界中のサッカーファンが夢見た将来像とはかけ離れたものとなってしまっている。

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