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【写真：Getty Images】

疑惑の判定に不満を示すチェルシー指揮官

　FAカップ準決勝、マンチェスター・シティvsチェルシーが現地時間20日にウェンブリー・スタジアムで行われ、1-0でシティが勝利した。英メディア『football.london』は、チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督の試合後の会見で発言した内容について報じている。

　リーグ戦31試合を消化した時点で、勝点47の9位につけているチェルシー。来季のUEFAヨーロッパリーグ(欧州EL)出場権を獲得するためにも、この試合は絶対に負けられない重要な一戦だった。

　チームを率いるポチェッティーノ監督は、前の試合でハットトリックを決めたコール・パルマーやニコラス・ジャクソン、コナー・ギャラガーなどの主力を起用して試合に臨んだ。立ち上がりから両チームが激しいプレスでボールを奪い合い、カウンターからいくつものチャンスが生まれる展開となる。しかし、両チームともゴールを奪えずに前半は終了した。

　55分、試合後に物議を醸している場面が訪れる。フリーキックのチャンスで、パルマーの蹴ったボールがボックス内で壁になっていたジャック・グリーリッシュの腕に当たったかのように見えた。しかし、審判はハンドがなかったとの判定を下して試合を続行。その後、84分にシティのベルナルド・シウバがゴールを決めて、試合はシティが1-0で勝利している。

　ポチェッティーノ監督は、試合後に疑惑のシーンについて「もっと良い見方ができたと思う」と述べた上で、「タッチラインからではPKかどうか分かりにくかった。副審にVARで確認したらどうかと尋ねた。私が見た限りでは彼はうなずいたものの、主審は確認せず試合を進めた」と、審判の判定に対して不満を示していた。