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あまりにケガ多すぎ…。現役の「ガラスの天才」サッカー選手10人。サッカー日本代表や神童も

シリーズ:ガラスの天才 text by 編集部 photo by Getty Images

サーシャ・カライジッチ(フランクフルト/オーストリア代表)

フランクフルトのオーストリア代表FWサーシャ・カライジッチ
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年7月7日
今季リーグ戦成績:5試合0得点1アシスト

 直近の2シーズンで最も悲劇に見舞われているのは、ウォルバーハンプトン(以下ウルブス)からのローン移籍で加入したフランクフルトでプレーしているサーシャ・カライジッチだろう。

 シュツットガルトでプレーしていた2020/21シーズンにブンデスリーガで16ゴールを決めてブレイクした身長2mの大型FWは、2022年夏にウルブスに引き抜かれた。ところがプレミアリーグデビュー戦で膝の前十字靭帯を断裂。約1年間のリハビリを経て今季復帰を果たしている。

 しかし、その間に2度の監督交代があったこともあってチームの構想から外れてしまい、今冬からはフランクフルトへとローン移籍していた。ようやくスタメンで試合に出られる場所を見つけられたと思われたが、デビューから5試合目で再び膝の前十字靭帯を断裂。これが26歳にして3度目のACL断裂となってしまった。

 他にも彼のキャリアを振り返るとアドミラ時代には中足骨を骨折しており、シュツットガルトでは1度目の膝の前十字靭帯断裂だけでなく、肩の脱臼と靱帯の損傷が同時に発生する大怪我を負っている。これだけの大怪我を経験していなければ、カライジッチのキャリアはもっと充実したものになっていたかもしれない。

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