8位

【写真:Getty Images】
試合:日本対オーストラリア(FIFAコンフェデレーションズカップ2001 準決勝)
開催日:2001年6月7日
先発イレブン平均年齢:24.0歳
当時監督:フィリップ・トルシエ
2002 FIFAワールドカップ(W杯)日韓大会のプレ公式大会として開催されたFIFAコンフェデレーションズカップ2001で、日本代表はフル代表での国際サッカー連盟(FIFA)主催大会において史上初の決勝進出&準優勝を果たした。
歴史を作ったチームは若い選手が主力を務め、それまでのトルシエジャパンの傾向を色濃く受け継いでいた。2001年6月7日に行われた準決勝のオーストラリア代表戦では、先発イレブンの平均年齢が「24.0歳」を記録。日本代表の歴代スタメン平均年齢ランキングで8位となっている。
雨中の激闘となったオーストラリア代表戦、1-0で勝利したトルシエジャパンの決勝ゴールをマークしたのは当時24歳のキャプテン・中田英寿だった。視界がかすむほどの激しい土砂降りの中、低弾道のフリーキック(FK)を突き刺した中田が渾身のガッツポーズを見せた場面を記憶している人は多いだろう。
先発イレブンで最も若かったのは中田浩二、稲本潤一、小野伸二の21歳トリオ。それに次ぐ若さだったのが当時23歳の戸田和幸や、24歳の松田直樹、西澤明訓、中田だった。本来であればアンダー世代でプレーしているような年齢の選手たちが、フル代表でタイトルの懸かった試合をごく当たり前のように戦っていた意義は大きい。
中田の“伝説的FK”で準決勝を突破したトルシエジャパンは、決勝でW杯前回王者のフランス代表と激突。0-1で敗れたものの、世界との差が徐々に縮まっていることを実感させた。