7位
試合:日本対カメルーン(FIFAコンフェデレーションズカップ2001 第2節)
開催日:2001年6月2日
先発イレブン平均年齢:23.8歳
当時監督:フィリップ・トルシエ
日本代表の歴代スタメン平均年齢ランキングで7位となったのは、2001年6月2日に行われたカメルーン代表戦だ。先発イレブンの平均年齢は、同じFIFAコンフェデレーションズカップ2001のオーストラリア代表戦(8位)より0.2歳若い「23.8歳」となっている。
自国開催のコンフェデレーションズカップで、日本代表はカナダ代表、カメルーン代表、ブラジル代表とともにグループBに入った。初戦のカナダ代表戦を3-0で制したトルシエジャパンは、続く第2節でパトリック・エムボマやサミュエル・エトーらを擁するカメルーン代表と激突。中田浩二、稲本潤一、小野伸二の21歳トリオや、“いぶし銀”明神智和(23歳)といった面々が先発に名を連ねた。
この試合、高い得点能力を示してチームをけん引したのが当時24歳の鈴木隆行だった。鈴木は2001年4月に行われた欧州遠征(スペイン代表戦)で代表デビューを果たしたばかりだったが、この時は試合終了間際の途中出場。カメルーン代表戦が実質的な初キャップとなった。
鈴木は中田浩からのアーリークロスを見事なワントラップシュートにつなげて国際Aマッチ初得点を記録すると、ここからさらに加速。森島寛晃のアシストを受けて頭で2点目も挙げ、2-0の勝利に大きく貢献した。
一気にブレイクした鈴木は、1年後のFIFAワールドカップ(W杯)日韓2002本大会のベルギー代表戦で魂のゴールを決め、日本代表にW杯における初めての勝ち点1をもたらす存在になる。