1位:ダービー・カウンティ

【写真:Getty Images】
シーズン:2007/08
勝ち点:11(1勝8分29敗)
2007/08シーズンのダービー・カウンティはある意味で伝説のチームだった。彼らは30年以上続くプレミアリーグの歴史で、最も弱いチームと評されており、1年間を通してわずか1勝。勝ち点「11」で降格となった。
前シーズンをチャンピオンシップ3位で終え、プレーオフの末に昇格の切符を掴んでいた同クラブは、開幕5試合を1分4敗という最悪のスタートを余儀なくされた。この時点でファンからの反発が大きく、早くも10月にピーター・ギャズビー会長が同職を退いた。
シーズンを通して唯一の勝利となったのが、第6節のニューカッスル戦。ゴールキックを前線で収めてからのミドルシュートというゴラッソに本拠地プライド・パーク・スタジアムは歓喜に沸いたが、これが早くも2007/08シーズンのピークだった。
それ以降は一向に内容も成績も改善されることなく、2005/06シーズンにサンダーランドが樹立したプレミアリーグ最多敗戦数「29」に並び、勝ち点「11」は彼らを下回るワースト記録となった。シーズンを通しての得点数「20」もワーストタイ記録である。
なお、今季のサウサンプトンは2007/08シーズンのダービーを下回る可能性がある。第32節終了時点で勝ち点「10」に留まっており、残りの6試合で全敗を喫した場合は勝ち点ワースト記録と敗戦数を更新する。この不名誉な「プレミアリーグ史上最弱のチーム」の称号が譲られてしまうのだろうか。
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