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「日本人をリスペクトしていない。あなたは人種差別主義者だ」森下龍矢が試合後にレフェリーに激怒。主審は「事態は解決した」

text by 編集部 photo by Getty Images

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森下龍矢
【写真:Getty Images】

森下龍矢が主審を強く非難

 森下龍矢が所属するレギア・ワルシャワは現地時間13日、エクストラクラサ(ポーランド1部)第28節でヤギエロニア・ビャウィストクと対戦し、0-1で敗れた。試合後、フル出場した森下は「人種差別主義者だ」と主審に激怒したという。ポーランドメディア『Fakt』など、複数の現地メディアがこの件を報じている。

 

 5位レギア・ワルシャワが、3位のヤギエロニア・ビャウィストクをホームに迎えた一戦。今季から攻撃的なポジションにコンバートされ、公式戦44試合で12ゴール11アシストをマークしている森下は、インサイドハーフの位置でスタメン入りした。試合は、ホームチームが41分に先制点を奪われると、最後まで得点を奪えず、0-1で敗北を喫した。

 同メディアによれば、森下は試合後に主審を務めたダミアン・シルウェストザク氏に対し、「あなたは敬意を払っていない。日本人をリスペクトしていない。あなたは人種差別主義者だ」と厳しく非難した模様。森下の怒りはこれだけでは収まらず、さらに審判に詰め寄ろうとしたものの、アシスタントコーチのイナキ・アスティスに抑えられたという。

 これに対し、主審のシルウェストザク氏は、『Fakt』のインタビュー応じ、「事態は解決した。森下から電話があり、私に対する彼の行動について謝罪された。リョウヤが自分の行動を深く考えなければ、事態はさらに深刻な結末を迎えていただろうから、そうなってよかった。彼は、自分の言葉が私に対して完全に不適切だったことを認めている。しかし、すべてを話し合い、私たちの関係性は良好だ」とすでに問題が解決していることを強調している。

 森下がなぜそこまで主審に詰め寄ったかは、現時点で明らかになっていない。しかし、この試合ではレギア・ワルシャワのゴールが取り消されており、ホームチーム側が主審のジャッジに対し、かなりのフラストレーションを溜めていたことが報じられている。なお、双方への処分なども今の段階では発表されていない。

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