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サッカー界には、国境を越えてファンから愛される多くの名選手がいる一方で、度重なる問題行動で炎上してしまう選手もいる。彼らの行動はサッカー選手としてあるまじき姿勢だ。今回は言動やプレー、あるいは素行によって日本のサッカーファンの怒りを買い、いつしか嫌われてしまった選手たちを紹介する。
※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は4月4日時点。
MF:キ・ソンヨン(元韓国代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1989年1月24日(36歳)
現所属クラブ:2019年に現役引退
2011年1月のAFCアジアカップ・カタール大会・準決勝。サッカー日本代表と韓国代表が激突した“日韓戦”で、ある事件は起きた。
0-0で迎えた23分、韓国代表はPKを獲得。これを決めたキ・ソンヨンは、味方の祝福を受けて囲まれながらゴールパフォーマンスを披露したのだが、それが後に大きな問題として記憶されることになった。
同選手は、中継カメラの正面で、鼻の下を伸ばし、左手で頬をかくなど、まるで“猿”のように見えるパフォーマンスを披露。猿は韓国人が日本人を侮辱する際に使用されることの多い表現であることから、これが差別的な行為であるとして批判が殺到。これ以降、キ・ソンヨンは「猿真似をした人物」として、多くの日本人から嫌われている。
試合の翌日、同選手は自身のTwitter(現X)にて「観客席に旭日旗(旧日本軍の軍旗)があったのを見て、心の中で泣いた」と、“あの”セレブレーションに至った経緯を説明。実際、スタジアムに旭日旗があったか定かではないが、個人的な感情による行動だった点は明らかで、軽率だったと言わざるを得ないだろう。
肝心の試合は2-2でPK戦までもつれ込み、川島永嗣の活躍もあって日本代表が勝利。韓国代表は決勝に進むことができなかった。あれから10年以上月日が流れているが、いまだにSNS上では当時の中継映像の切り抜きが投稿されるなど、この出来事は深く人々の記憶に刻まれている。
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