海外日本人選手 最新ニュース
フェイエノールトFW上田綺世が現地メディアのインタビューに応じる
フェイエノールトに所属するサッカー日本代表FW上田綺世が、オランダメディア『Voetbal International』のインタビューに応じ、鹿島アントラーズからサークル・ブルッヘに移籍した経緯やロビン・ファン・ペルシー監督について語った。同メディアが、23日にその内容を伝えている。
2022年夏に鹿島アントラーズからサークル・ブルッヘに完全移籍を果たし、海を渡った上田。ベルギーの地で公式戦通算45試合で23ゴールを叩き出すと、2023年夏には現在プレーするフェイエノールトへ。2シーズン目を過ごしているロッテルダムのクラブでは、ここまで公式戦62試合の出場で、12ゴールをマークしている。
そんな26歳のストライカーは、鹿島からサークル・ブルッヘに移籍した経緯について、「鹿島アントラーズでゴールを決めていた時は、ヨーロッパのビッグクラブがこぞってオファーしてくるものだと思っていた。でも、それは間違っていた。真剣に興味を持ってくれたのは、サークル・ブルッヘだけだった」と明かしている。
さらに、2月下旬にフェイエノールトの指揮官に就任し、現役時代にはプレミアリーグなどで活躍した元オランダ代表FWファン・ペルシー監督については「子供の頃、僕は本当にロビン・ファン・ペルシーの大ファンだった。フェイエノールトに加入したばかりの頃、ユースチームの指導者として彼がクラブにいるのを見て、すごいことだと感じていた。今では、その彼が僕の監督になっているなんて、本当に特別なことだと思う。彼の言葉一つ一つが心に響く」と指揮官への思いを言葉にしている。
最後に、上田は「おかしく聞こえるかもしれないが、僕は自分にゴール数のノルマを課したりはしないタイプだ。それよりも、自分をより良い選手に成長させてくれるクラブ、つまりフェイエノールトで、進化を続けていきたい。そしてコンディションさえ保っていられれば、ゴールは自然とついてくるものだと思っている」とコメントしている。
冬の移籍市場でポジションを争っていたメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスがACミランに移籍したことで、プレータイムが増加している上田。ファン・ペルシーという憧れの存在の下で、ここからどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。
【関連記事】えぐい稼ぎ…。欧州日本人、高額年俸ランキング2024
大低迷…。欧州でまったく輝けなかった日本人選手10人
なぜ転落…。 日本の「消えた天才」サッカー選手10人 【了】