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フォーカス 7か月前

よく流れる曲の正体は!? 世界のサッカーを彩るキラーチューン10選。きっとあなたも聴いている!?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

タイトル:Seven Nation Army


参照元:YouTube

アーティスト名:The White Stripes
リリース年:2003年
YouTube再生回数:7.3億回

 アメリカの音楽誌『ローリング・ストーン』が2021年に発表した“史上最高の500曲”にて、第36位にランクインした「Seven Nation Army」。アメリカのロックバンドThe White Stripesが2003年にリリースした楽曲は、音楽史で燦然と輝いている。

 その名声はライブハウスやフェスティバルの会場を超え、サッカーのピッチにまで及ぶ。2018 FIFA ワールドカップ(W杯)ロシア大会においてはすべての試合の選手入場でこの曲が響き渡った。アメリカの公共メディア『NPR』は2018年7月、同楽曲について「世界で最も人気のあるスポーツアンセム」と称えている。

「Seven Nation Army」の印象的なギターリフは世界中のファン・サポーターによって歌われてきたが、同メディアはその起源について以下のように指摘する。

「リリース当初はそれほど売れず、当時のビルボード・ホット100では76位までしか上がらなかった。スポーツ・アンセムとしての地位を確立したのは、それから約6ヶ月後である。ベルギーのクラブ・ブルッヘが強豪ACミランとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で対戦する際、そのファンがイタリアを訪れた時だった」

 2003年10月に行われたこの一戦で、ブルッヘはカカやアンドリー・シェフチェンコ、パオロ・マルディーニらレジェンドだらけのチームを相手に1-0で勝利。敵地で歓喜に沸くサポーターは先述のギターリフを大合唱した。

 その後、イタリア代表をはじめとする欧州各国に波及していき、瞬く間にフットボールアンセムとなった。今日もピッチ上には様々な旋律が響き渡っているが、『NPR』が指摘するように、「Seven Nation Army」は数ある例の中でも最も知られた楽曲のひとつだろう。
 

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