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フォーカス 7か月前

あまりに酷い…。欧州、今季最悪のがっかりクラブ5選。期待されながら、まったく結果が出なかったのは?

シリーズ:がっかりクラブ5選 text by 編集部 photo by Getty Images

レアル・ソシエダ

レアル・ソシエダMF久保建英

【写真:Getty Images】

順位:12位
監督:イマノル・アルグアシル

 2018年12月にBチームから昇格する形でレアル・ソシエダの監督に就任したイマノル・アルグアシルは今季限りで退任する。まだ契約を残す中でチームを去るのは、マンネリ化が見られる現状からだろう。

 毎シーズンのように主力が引き抜かれる中でも、イマノル体制でのレアル・ソシエダは全て一桁フィニッシュと結果を残していた。昨シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも出場するなど順調に歩みを進めていると思われたが、今季はボトムハーフで終えることが濃厚となり、難しい1年を過ごしている。

 その原因となったのが昨夏の移籍市場での振る舞いだ。ミケル・メリーノとロビン・ル・ノルマンを放出した中で獲得した選手は実績の少ない若手ばかり。センターバックのナイフ・アゲルドを除く4人は23歳以下の選手だった。

 マンネリ化を図るためにもチームを若返らせたかったのかもしれないが、彼らでは主力選手の穴を埋めるのは難しかった。2022年夏にクラブレコードの移籍金で獲得したウマル・サディクを戦力化できないなど、近年の移籍市場の失敗が今季の失速を招いていると言えるかもしれない。

 チームを離れるのはイマノルだけではない。スポーツ・ディレクターのロベルト・オラベの退団も確定しており、マルティン・スビメンディのアーセナル移籍も決定的。他にも久保建英やブライス・メンデスにも移籍の噂があるなど、来季から発足するセルヒオ・フランシスコ体制では再構築が求められそうだ。

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