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あまりに酷い…。欧州、今季最悪のがっかりクラブ5選。期待されながら、まったく結果が出なかったのは?

シリーズ:がっかりクラブ5選 text by 編集部 photo by Getty Images

ACミラン

ACミランFWラファエル・レオン
【写真:Getty Images】

順位:8位
監督:パウロ・フォンセカ→セルジオ・コンセイソン

 ACミランは、過去4シーズン全てでトップ4フィニッシュ。優勝1回、2位が2回と名門復活を印象付けていた。ところが、ステファノ・ピオリから監督が交代した今季は大苦戦を余儀なくされている。

 今シーズンは、昨季リールをUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に導いたパウロ・フォンセカ体制でスタートした。しかし、ポゼッション重視の指揮官のスタイルと既存の選手たちの相性が悪く、無理にボールを繋いだところを相手に奪われて失点を重ねるなど、軽率な失点が増えた。

 昨年末にフォンセカを解任すると、後任に昨季までFCポルトで長期政権を築いたセルジオ・コンセイソンを新監督に招聘。カップ戦での強さに定評のあるポルトガル人指揮官の下で、就任直後にスーペルコッパを制覇するなどスタートは上々だったが、解任ブーストはあっという間に終わった。

 冬に即戦力として獲得したジョアン・フェリックスはリーグ戦で無得点(本稿執筆後に得点)と機能せず、CLは決勝トーナメント進出を懸けたプレーオフでフェイエノールトに敗れてベスト24で敗退。今月14日には、来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を懸けてボローニャとコッパ・イタリア決勝を戦ったが、これも0-1で敗れた。

 リーグ戦では第36節終了時点で8位と、来季の欧州カップ戦出場権獲得に黄色信号が灯っている。仮に出場権を逃すとなれば、今オフの移籍市場にも大きな影響が及びそうだ。

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