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この選手がDF登録!? なでしこジャパン、千葉玲海菜の衝撃の4分間! 途中出場でハットトリックを達成

text by 編集部 photo by Getty Images

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フランクフルトFW千葉玲海菜
【写真:Getty Images】

4分間でハットトリック達成

 日本サッカー協会(JFA)は20日、サッカーブラジル女子代表戦に臨むなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のメンバーを発表した。ニルス・ニールセン監督は、本来攻撃的なポジションで起用されるフランクフルトFW千葉玲海菜をDF登録として選出した。今季、後半アディショナルタイム(AT)に衝撃のハットトリックを決めている。

 今回のメンバーでは、千葉に加え初招集のFW山本柚月もDF登録。ニールセン監督は、この2人をサイドバックで起用するプランがあることを会見で話していた。

 さらに、植木理子もMF登録となるなど、複数ポジションをこなせるユーティリティ性も求めているようだ。就任当初から、複数人でプレスをかけ、縦へ速い攻撃的なサッカーを展開。サイドバックが手薄なこともあり、攻撃的な山本と千葉をSBで試したい考えだという。

 攻撃的なサッカーにおいて、FWの千葉をSBで起用するのは納得だが、決定力は魅力的だ。所属するフランクフルトでは、今季21試合の出場でスタメンは2試合のみだったが、7得点を記録。チームのUEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)出場権獲得に大きく貢献した。

 そんな千葉は今季、4分間でハットトリックという偉業を成し遂げている。2024年10月15日に行われた女子ブンデスリーガ第6節のフライブルク戦で、78分に途中出場を果たす。数的有利で迎えた90分、右コーナーキックにファーサイドで反応すると、左足でゴール右に決めた。

 この得点で勢いに乗ると、後半AT2分にこぼれ球を拾って右足アウトサイドで2点目。続く同4分には、クロスボールに対してペナルティエリア右での絶妙なトラップから、左足のシュートでゴールを決めている。結局、90分の得点から4分間でハットトリックを達成した。

 SBでもその攻撃力は活きるはずだが、短い時間でも分かりやすい結果を残すことができるだけに、FWでのプレーも見たいところだ。

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