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最も若かったのは? サッカー日本代表、スタメン平均年齢ランキング1位。なんと21.6歳!? こんなに若くなった理由は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 これまで、サッカー日本代表では若きニュースターが最年少出場記録を打ち立ててきた。どんどん若い世代が台頭してくる現代のサッカー界だが、チーム全体に目を移すと、先発イレブン自体が若い選手たちで構成されたケースもある。今回は、日本代表の歴代スタメン平均年齢ランキングを紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。ランキングは2000年以降に限定。平均年齢が並んだ場合の順位はサイトに準拠

1位

スタメン平均年齢1位

試合:イエメン対日本(AFCアジアカップカタール2011予選 第1節)
開催日:2010年1月6日
先発イレブン平均年齢:21.6歳
当時監督:岡田武史

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 今回のランキングで存在感を放ってきたトルシエジャパンや森保ジャパンを抑え、歴代スタメン平均年齢ランキングで1位に輝いたのが岡田ジャパンだ。

 2010年1月6日に行われたイエメン代表戦の先発イレブンは、何と平均年齢「21.6歳」。アンダー世代と見間違うほどの若い面々がピッチに送り出されたのには、やむにやまれぬ“ある理由”があった。

 AFCアジアカップカタール2011予選の第4節でイエメン代表と対戦予定だった岡田ジャパンだったが、2009年12月下旬にアメリカ合衆国で航空機の爆破テロ未遂事件が起きたことで、試合開催の雲行きが怪しくなった。イエメンを拠点とする国際テロ組織アルカイダ系の団体が犯行声明を出し、同国内もテロの危険性が増加。安全を考慮して中立地開催となる可能性もあったが、土壇場で当初の予定通りイエメンの首都・サナアにて試合が行われることが決まった。

 日程の決定がばたついたため、岡田武史監督はフル代表を招集することが叶わず、若く経験の少ない選手に懸けざるを得なかった。イエメン代表戦では当時19歳の米本拓司と山田直輝が抜擢された他、権田修一、山村和也、金崎夢生の20歳トリオが先発入り。急造の岡田ジャパンは悪い意味で若さが露呈し、前半終盤までに2点のビハインドを背負ってしまう。

 窮地を救ったのは、負傷した山田との交代で前半のうちにピッチに入っていた平山相太(24歳)だった。フル代表初キャップの「平成の怪物」はハーフタイム直前に初ゴールをマークすると、後半にも2ゴールを記録。華麗なハットトリックで3-2の大逆転勝利を演出した。岡田ジャパンは若い力を原動力に、政情不安というアンコントロールな状況を見事乗り越えてみせた。

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【了】

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