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明治安田生命J1リーグの第18節、東京ヴェルディ対京都サンガF.C.は1-0で京都が敗れた。昨シーズンの同時期とは対照的な戦いぶりで今季、台風の目となっている京都を牽引する川﨑颯太が、上位争いの先に見据えるリーグタイトル、そして2年間遠ざかっている日本代表への思いを語った。(取材・文:藤江直人)
クラブ史上初めての首位を経験「生まれ変わった京都」

【写真:Getty Images】
数字がすべてを物語っている。消化試合数がひとつ多い関係で、年間38試合を戦うリーグ戦の折り返しを迎えた京都サンガF.C.は9勝4分6敗、勝ち点31ポイントを獲得して暫定4位につけている。
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総得点「27」はリーグ3位で、得失点差「+5」も浦和レッズと並んで5番目に多い。アルビレックス新潟に勝利した4月19日の第11節後には、クラブ史上で初めて首位に浮上している。
対照的に昨シーズンの折り返しでは、3勝5分11敗と黒星が大きく先行。総得点「15」に対して総失点「34」と攻守のバランスも悪く、第16節まで低迷していた最下位からようやく順位をひとつ上げていた。
京都の何がどのように変わっているのか。リーグ戦全19試合に出場して、フィールドプレーヤーではDF鈴木義宜に次いで2番目に多い、1437分のプレータイムをマークしているキャプテンのMF川﨑颯太は言う。
「前半の流れが少し悪い試合でも、後半に立て直せるところが違うと思っている。昨シーズンは立ち上がりが悪いと、ずるずると最後までいい流れをつかみきれずに負けてしまうとか、セットプレーで失点してしまうところがあったけど、自分たちに流れを手繰り寄せられる力があるのは非常に大きいと思う」
生まれ変わった京都を象徴する一戦が、敵地・県立カシマサッカースタジアムに乗り込んだ4月6日の第6節となる。FWラファエル・エリアスのハットトリックなどで、60分以降に大量4ゴールをマーク。30分までに背負った2点のビハインドをはね返し、鹿島のリーグ戦連続ホーム無敗試合記録を「27」で止めた。
首位に立った先述の新潟戦でも前半を0-1で折り返しながら、73分にエリアス、86分には途中出場のMF奥川雅也が連続ゴールをゲット。敵地で逆転勝利をもぎ取った。それでも、と川﨑は続ける。