藤江直人

稲垣祥

広島MF稲垣祥、「城福イズム」の申し子が快進撃の象徴に。磨き上げた「走り」という武器

シーズン開幕前の低かった下馬評を覆し、J1で快進撃を続けるサンフレッチェ広島。その中心にいるのが、プロ5年目のMF稲垣祥である。ヴァンフォーレ甲府時代の恩師である城福浩監督と再会し、指揮官の考えを深く理解する26歳は、飛躍のときを迎えようとしている。(取材・文:藤江直人)

チョウ・キジェ

湘南とライザップを結びつけた「育成主義」。選手の潜在能力を引き出す指導哲学との融合

フィットネスクラブの運営などを手がけるRIZAP(ライザップ)グループ(本社・東京都新宿区、瀬戸健代表取締役社長)の傘下企業となることが決まった湘南ベルマーレ。責任企業をもたない市民クラブから脱却し、未来へ力強く進む第一歩となる今回の第三者割当増資決定には、ベルマーレのチョウ・キジェ監督が今年2月に発表した著書『育成主義 選手を育てて結果を出すプロサッカー監督の行動哲学』(カンゼン刊)がひと役買っていた。(取材・文:藤江直人)

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広島・城福監督が称賛した工藤壮人。ノーゴールの「背番号9」が果たした大きな役割

昨シーズンはJ1残留争いを強いられたサンフレッチェ広島が、名門復活の狼煙をあげつつある。3月31日に等々力陸上競技場で行われた、王者・川崎フロンターレとの明治安田生命J1リーグ第5節を、早くも3度目となる「ウノゼロ」勝利で制して首位に浮上した。今シーズンから指揮を執る城福浩監督(57)が殊勲者として称賛したのは、初めて先発に指名したFW工藤壮人(27)。無得点のまま59分にベンチへ退いたストライカーが演じた大仕事と、試合後に抱いた心境を追った。(取材・文:藤江直人)

木村正明

岡山社長からJ専務理事へ。木村正明に燻り続けた「悔い」の正体、歩んできた激動の半生

J2ファジアーノ岡山の代表取締役から、Jリーグの村井満チェアマン(58)による実質的なヘッドハンティングを経て、No.3のポジションとなる専務理事に大抜擢された木村正明氏(49)。3月27日に都内で開催されたJリーグ社員総会及び臨時理事会で正式に就任した木村氏を突き動かしたのは、東京大学法学部からゴールドマン・サックス証券へ入社し、執行役員を務める文字通りのエリート街道を歩んできた半生で抱き続けてきた、サッカーに対する不完全燃焼の思いだった。(取材・文:藤江直人)

宮本恒靖

監督・宮本恒靖が追う「勝利と育成」の二兎。クルピとのビジョン共有で見るガンバ大阪の未来

昨年9月からJ1で未勝利が続いているガンバ大阪のトップチームとは対照的に、U-23チームが好調だ。4試合を終えたJ3で2勝1分け1敗の5位と、開幕からすべて無得点で5連敗を喫し、最終的には16位に終わった昨季とは見違えるような戦いぶりを見せている。指揮を執って2年目になるガンバのレジェンドにして元日本代表のキャプテン、宮本恒靖監督(41)はようやく整えられた理想的な環境とサイクルのなかで、指導者として濃密な経験を積み重ねている。(取材・文:藤江直人)

岡崎慎

湘南の杉岡大暉とFC東京の岡崎慎、J1で交錯した2人の運命。東京五輪世代の知られざるライバル関係

FC東京がリーグ戦初勝利を挙げた18日の湘南ベルマーレとの明治安田生命J1第4節で、知られざるライバル物語が再び紡がれた。J1で初先発を果たしたFC東京の岡崎慎と、U-21日本代表に名前を連ねるベルマーレの杉岡大暉はFC東京U-15深川で切磋琢磨し合った親友同士。高校進学を境に別々の道を歩み始めてから5年目。対面のポジションで激しくマッチアップした、東京オリンピック世代の2人が味の素スタジアムで再び邂逅するまでの軌跡を追った。(取材・文:藤江直人)

川口能活

炎の守護神・川口能活、プロ25年目の決意。J3相模原の旗頭として背負う2つの使命

25年目のシーズンを迎えた現役最年長GK、元日本代表の川口能活(SC相模原)が2つの決意を胸中に秘めながらJ3の舞台で戦っている。チームを鼓舞する存在感を放ちながら勝利に貢献し、優勝争いを演じていくことで行政を巻き込む形で地元の世論を動かし、J2クラブライセンス申請へのハードルとなっている、ホームの相模原ギオンスタジアムの改修問題を加速させる。ピッチの内外で大きな使命を託されながら、8月に43歳になる大ベテランはゴールを守り続ける。(取材・文:藤江直人)

森保一

充実一途の東京五輪世代。長期的な強化プラン、リオ五輪とは違う森保ジャパンの本気度

南米パラグアイ遠征(3月19日~28日)に臨むU-21日本代表のメンバー23人が、13日に日本サッカー協会(JFA)から発表された。2年後に迫った東京五輪を戦う世代となるホープたちのなかには、開幕した今季のJ1でコンスタントに出場機会を得ている選手も多く、サンフレッチェ広島を3度のJ1王者に導いた森保一監督(49)も表情を綻ばせている。育成が長く課題とされてきた日本サッカー界で、10代を含めた若手選手の“当たり年”になっている舞台裏を探った。(取材・文:藤江直人)

ガンバ大阪

クルピ・ガンバが迷い込んだ負の無限回廊。井手口移籍の余波と蘇る2012年の悪夢、不振脱却へ処方箋は?

ガンバ大阪が出口の見えないトンネルに迷い込んでいる。J1で唯一となる開幕3連敗を喫し、実に18年ぶりの単独最下位へ転落。昨年9月から続く公式戦における勝ち星なしは17試合に伸びた。敵地で川崎フロンターレと対峙した10日の明治安田生命J1リーグ第3節では、前半のシュート数が0本、90分トータルでも2本にとどまるなど、攻守両面で大きな差を見せつけられた。4年前には史上2チーム目となる国内三冠を達成した西の横綱が輝きを失った原因に迫った。(取材・文:藤江直人)

板倉

仙台DF板倉滉、東京五輪世代の一番星に。同世代の活躍に刺激、新天地で解き放たれた輝く才能

開幕連勝スタートをともに1‐0の完封で飾ったベガルタ仙台で、東京五輪世代のDF板倉滉が強烈な存在感を放っている。小学生年代から所属してきた川崎フロンターレから、出場機会を求めて期限付き移籍で加入したプロ4年目の21歳は、3バックの左ストッパーとして高さと強さを存分に発揮。柏レイソルとの開幕戦ではJ1初ゴールとなる決勝点も叩き込むなど、186センチ、75キロの恵まれた体に搭載された潜在能力を、実戦を重ねるごとに解き放っている。(取材・文:藤江直人)

いわきFCのクラブハウス内にあるトレーニングジム「ドームアスリートハウスいわき」

いわきFCが打ち立てるフィジカルの新基準。恐るべき「鍛錬期」経て開花する選手たち【いわきFCの果てなき夢】

練習時間の6割から7割を、ウエイトトレーニングやストレングストレーニングにあてる――日本のフィジカルスタンダードを変えるという壮大な夢を掲げて、異端に映る挑戦を続けるいわきFCの選手たちは、実際にどのような日々を送っているのか。2018年はJ1から数えて6部に相当する、東北社会人2部南リーグを主戦場とするアマチュア軍団のなかには、日本サッカー界を担うポテンシャルを秘めた無名の若手選手が、力強さを融合させながらすでに台頭し始めている。(取材・文:藤江直人)

木村正明

J2岡山の敏腕社長がJ専務理事に。仰天人事から見える村井チェアマンの青写真

Jリーグがサプライズ人事を内定させた。2月27日の月例理事会で、空席となっていたナンバー3の専務理事ポストに、J2ファジアーノ岡山の木村正明代表取締役(49)を大抜擢した。世界最大級の投資銀行ゴールドマン・サックスで培われた知識と経験をフル稼働させて、ファジアーノを急成長させるとともに来場者満足度でもトップに引き上げた東京大学出身の敏腕経営者の手腕に期待を託し、実質的なヘッドハンティングで迎え入れた村井満チェアマンが描く青写真に迫った。(取材・文:藤江直人)

今季から鹿島アントラーズでプレーする安西幸輝

鹿島・安西幸輝の“三刀流”。タイトル奪還へ、東京V育ちの22歳ホープが示した可能性

タイトル奪還を目指す鹿島アントラーズの新戦力、安西幸輝(前東京ヴェルディ)がJ1デビュー戦で“三刀流”を披露した。清水エスパルスのホーム、IAIスタジアム日本平に乗り込んだ25日の明治安田生命J1リーグ開幕戦で左サイドバックとして先発。後半途中から左サイドハーフ、終了間際からは右サイドバックとしてフル稼働した。スコアレスドロー発進に終わった常勝軍団のなかで、右サイドハーフやトップ下でもプレーできる22歳のホープが新たな可能性を示した。(取材・文:藤江直人)

曹貴裁(左)が率いる湘南ベルマーレで3年間プレーした山田直輝(右)

浦和・山田直輝を救った湘南・曹監督の“治療“。一皮むけた元日本代表MFの決意

産声をあげてから25年になるJリーグが、23日のサガン鳥栖対ヴィッセル神戸(ベストアメニティスタジアム)で幕を開ける。J1で注目される選手の一人が、期限付き移籍していた湘南ベルマーレから4年ぶりに浦和レッズへ復帰したMF山田直輝(27)となる。18歳にして日本代表に選出された当時の輝きを取り戻し、メンタル的にも成長したベルマーレでの3年間は、さまざまな治療をほどこした曹貴裁(チョウ・キジェ)監督(49)と真正面から向き合ってきた濃密な日々でもあった。(取材・文:藤江直人)

いわきFCのクラブハウス内にあるトレーニングジム「ドームアスリートハウスいわき」

練習の6~7割が筋トレ、直後に500g超の肉を摂取。いわきFCのフィジカル革命【いわきFCの果てなき夢】

日本のフィジカルスタンダードを変える――2018年はJ1から数えて6部に相当する、東北社会人2部南リーグを主戦場とするいわきFCが掲げる壮大な夢のひとつだ。血液検査で栄養バランスをチェックし、遺伝子検査も導入して個々に合ったメニューを作成し、練習の6割から7割を筋力トレーニングにあてる。昨夏からは「肉トレ」と命名された食事革命も施されるなど、日本サッカー界でも前例のない、異端にも映るチャレンジの跡を追った。(取材・文:藤江直人)

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