藤江直人

Jリーグのカレンダーを「秋春制」にする議論が大詰めを迎えている

「秋春制」への移行プラン、その論点は? JFAが語るメリット、Jリーグが示す難色

Jリーグの「シーズン移行」に関する議論が大詰めを迎えた。1993シーズンから採用されてきた春秋制を、ヨーロッパと同じ世界基準にしたいと提案してきた日本サッカー協会の田嶋幸三会長が、14日のJリーグ実行委員会に続いて21日の同理事会でもプレゼンテーションを実施し、移行するメリットを訴えた。これを受けて村井満チェアマンは12月の理事会で最終的な判断を下すと明言したが、約8割の実行委員が反対している現状もあり、否決されることが確実となっている。(取材・文:藤江直人)

徳島ヴォルティスのFW渡大生。試合終了後はぼう然と立ち尽くしていた

徳島・渡大生、J2日本人得点王の涙。23ゴールを記録も、届かなかったJ1昇格PO

劇的な結末となった19日の明治安田生命J2リーグ最終節。試合終了間際に喫した失点で東京ヴェルディに屈し、王手をかけていたJ1昇格プレーオフ進出を逃した徳島ヴォルティスで、異彩を放ったのがFW渡大生だ。ヴェルディ戦でも一時は同点とするボレーを決めた24歳は得点ランキングで2位、日本人では最多となる23ゴールをマーク。オフの移籍市場で間違いなく脚光を浴びそうな、176センチ、62キロのボディに異能の得点感覚を宿したストライカーの思いに迫った。(取材・文:藤江直人)

残り2節。中村憲剛は「僕たちはとにかくいい準備をし続けるだけ」と語った

川崎Fの執念。失意のルヴァン杯決勝からの復活。奇跡への序章になることを信じて

川崎フロンターレが土壇場で踏みとどまった。負ければ鹿島アントラーズの連覇が決まる18日の明治安田生命J1リーグ第32節で、スコアこそ1‐0ながらシュート数では25対1とガンバ大阪を攻守両面で圧倒して、勝ち点差を4ポイントに縮めた。YBCルヴァンカップ決勝でセレッソ大阪に屈し、悲願の初タイトル獲得を逃してから2週間。失意のどん底に叩き落されたメンタルを蘇らせ、価値ある勝利を手にした3つの要因を、大黒柱のMF中村憲剛(37)の言葉から紐解いた。(取材・文:藤江直人)

大宮アルディージャの新監督に就任した石井正忠氏

大宮・石井正忠新監督が挑む「奇跡のJ1残留」。残り3試合で4ポイント差、火中の栗を拾う覚悟

リーグ戦が残り3試合の段階で、大宮アルディージャの監督に電撃就任した鹿島アントラーズ前監督の石井正忠氏(50)が7日、さいたま市内のクラブハウスで就任会見に臨んだ。古巣から託されたミッションは、現在17位のチームを逆転でJ1残留に導くこと。会見の途中で思わず目頭を熱くさせた新指揮官の脳裏に描かれていた、アントラーズを昨シーズンのJ1&天皇杯の二冠に導いた処方箋を、発売中の『フットボール批評issue18』で行ったロングインタビューから紐解いた。(取材・文:藤江直人)

大岩監督が就任以降、出場停止を除いてすべての試合で先発フル出場を果たしている三竿健斗

鹿島V字回復のキーマン三竿健斗。常勝軍団の心臓部託された21歳ボランチの献身

鹿島アントラーズがJ1連覇に王手をかけた。浦和レッズがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝に進出した関係で、1試合だけ分離開催された5日の明治安田生命J1リーグ第32節で、5人の日本代表擁するACLのファイナリストから完封勝利をゲット。シーズン途中から指揮を執る大岩剛監督のもとでボランチのファーストチョイスとなり、常勝軍団を鮮やかにV字回復させるキーマン的な存在となっている21歳の新星、三竿健斗にスポットライトをあてた。(取材・文:藤江直人)

ユン・ジョンファン監督とともにトロフィーを掲げる森島寛晃氏

森島寛晃氏が見たC大阪の新たな歴史。2度の悲劇を経て、ついにたどり着いた初タイトル

セレッソ大阪が悲願の初タイトルを獲得した。埼玉スタジアムで川崎フロンターレと対峙した、4日のYBCルヴァンカップ決勝を2‐0で制して、通算12チーム目のカップウイナーズとして歴史に名前を刻んだ。フロントの一員として大一番を見守り、表彰式後には後輩たちの手で胴上げされた初代ミスター・セレッソ、森島寛晃氏(45)が抱いてきた思いをたどりながら、セレッソが歩んできた過去、現在、そして未来をあらためて描写する。(取材・文:藤江直人)

東京五輪の男子サッカー日本代表チームを率いる森保一監督

東京五輪へ、森保一監督が踏み出す第一歩。自国開催の強み、トルシエJの成功体験

2020年の東京五輪に臨むサッカーの男子代表監督に就任した、サンフレッチェ広島の森保一前監督(49)が10月30日、東京・文京区のJFAハウスで就任会見に臨んだ。目標として掲げる52年ぶりとなるメダル獲りへ、アジア予選を含めた真剣勝負のないスケジュールを逆にメリットとしてとらえ、出場資格をもつ1997年1月1日以降に生まれたすべての選手たちを対象に、日本サッカー界を挙げて情報を収集しながらベストかつ最強の五輪代表を作り上げていくと宣言した。(取材・文:藤江直人)

J2優勝を決めた湘南ベルマーレを率いる曹貴裁監督

湘南、曹監督という羅針盤。試行錯誤経て到達したJ2優勝、新しい「湘南スタイル」

1年でのJ1昇格を28日に決めていた湘南ベルマーレが、3年ぶり2度目のJ2優勝で喜びに花を添えた。ホームにファジアーノ岡山を迎えた29日の明治安田生命J2リーグ第39節で、後半終了間際に追いつかれながらも、今シーズンを象徴する粘り強さを発揮して1‐1のドローで逃げ切った。1年前はドイツでの充電も視野に入れていた曹貴裁(チョウ・キジェ)監督が一転して6年目の指揮を執り、これまでとは異なる「湘南スタイル」を発動させるまでの試行錯誤を追った。(取材・文:藤江直人)

浦和レッズのMF長澤和輝。ここ最近の試合では強烈な存在感を放っている

浦和・長澤和輝、急速に増す存在感。ハリルJ入りも期待。“逆輸入”選手がドイツで備えた術

10年ぶりのアジア王者を目指す浦和レッズで、ブンデスリーガ帰りのMF長澤和輝の存在感が増している。専修大学から加入したケルンで重心が低く、力強いプレースタイルを身につけた25歳は、22日のガンバ大阪との明治安田生命J1リーグ第30節でJ1初先発。大雨で劣悪なピッチ状態となった埼玉スタジアムで、豊富な運動量と球際における強さを存分に披露し、視察に訪れていた日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督を「いい発見だ」と称賛させた。(取材・文:藤江直人)

北海道コンサドーレ札幌のMF稲本潤一

札幌・稲本潤一の大仕事。約1年3ヶ月の空白を経て。38歳ベテランが導いたJ1残留王手

北海道コンサドーレ札幌が15戦目にしてアウェイ初勝利をあげて、16年ぶりのJ1残留へ王手をかけた。味の素スタジアムで行われたFC東京との21日の明治安田生命J1リーグ第30節で、FWジェイがあげた2ゴールをチーム一丸となって死守。あわや同点のピンチを迎えた後半31分には、直前に投入されていたMF稲本潤一がこん身の帰陣から会心のパスカットに成功。38歳になったベテランの濃密な経験値と状況判断力が凝縮された、語り継がれていくプレーに迫った。(取材・文:藤江直人)

10月上旬、都内某所でインタビュー取材に応じてくれた鹿島アントラーズ前監督・石井正忠氏

いまでも「責任を感じている」金崎夢生との一件。前鹿島監督・石井正忠の回想録【インタビュー】

常勝軍団・鹿島アントラーズの歴史にさん然と輝くタイトルや激戦の系譜を刻みながら、今年5月31日に解任された石井正忠前監督(50)。11月6日発売の『フットボール批評issue18』では、次なる挑戦へ向けて充電中の石井氏へのロングインタビューを敢行。波瀾万丈に富んだ自身の経験を踏まえながら、監督の仕事を冷静な分析とともに振り返っていくなかで、いまも「責任を感じている」と残念がる一件を明かしてくれた。先んじてその一端を紹介する。(取材・文:藤江直人)

試合後、勝利を喜ぶ浦和の選手たち

浦和が準備した守備の3ヶ条。フッキら擁する上海上港を完封で、いざACL決勝へ

浦和レッズが10年ぶり、日本勢としては2008シーズンのガンバ大阪以来、9年ぶりとなるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝進出を決めた。ホームの埼玉スタジアムに上海上港(中国)を迎えた準決勝第2戦を1‐0で制し、2戦合計で2‐1と振り切った。ハードワークと球際における激しい守備で強力攻撃陣を擁する上海を完封した、ハリルジャパンにも共通する泥臭いサッカーを具現化させた「守備の3ヶ条」を、DF槙野智章やGK西川周作の言葉から追った。(取材・文:藤江直人)

仙台戦で劇的な2ゴールを決めた川崎フロンターレのFW小林悠

川崎F・小林悠、手繰り寄せた奇跡。見出した独自のキャプテン像、成長が具現化した劇的2ゴール

退場者を出して一人少ない状況で、なおかつ2点をリードされる絶体絶命の苦境を、後半終了間際に飛び出した怒涛の3連続ゴールでひっくり返す。Jリーグ史上に残る大逆転劇が生まれた14日の明治安田生命J1リーグ第29節。同点&逆転弾をベガルタ仙台のゴールに突き刺し、ホームの等々力陸上競技場に詰めかけたファンやサポーターを熱狂させた川崎フロンターレのキャプテン、FW小林悠の心に生まれていた「ある変化」が、奇跡の勝利を手繰り寄せた。(取材・文:藤江直人)

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川崎Fの歴史が凝縮された90分。ルヴァン杯決勝進出、ACLの悔しさ糧に悲願の初タイトルへ

川崎フロンターレが前身のヤマザキナビスコカップ時代の2009シーズン以来、8年ぶり4度目の決勝進出を決めた。ホームの等々力陸上競技場にベガルタ仙台を迎えた8日のYBCルヴァンカップ準決勝第2戦で、退場者を出して一人少ない状況ながら3‐1で勝利。第1戦の黒星から2戦合計スコアで5‐4と逆転した90分間には、大黒柱のMF中村憲剛が経験した6度の“2位”を触媒として、2000年代から紡がれてきたフロンターレの進化の歴史が凝縮されていた。(取材・文:藤江直人)

川崎フロンターレのDF車屋紳太郎。10月の親善試合に向けた日本代表メンバーに名を連ねた

川崎F・車屋紳太郎、SB転向3年目で挑む日本代表。ハリルが探し求める左利き選手の武器

日本代表に初選出されたDF車屋紳太郎(川崎フロンターレ)が、新たな武器を身につけつつある。セレッソ大阪をホームの等々力陸上競技場に迎えた9月30日の明治安田生命J1リーグ第28節で、コントロールを重視した低速クロスで後半7分のDFエウシーニョのゴールの起点になった。大黒柱のMF中村憲剛も絶賛する身体能力の高さに、稀有な左利きの左サイドバックだからこそ放てる技ありのクロスを融合させて、ハリルジャパンへの定着をかけた戦いに挑む。(取材・文:藤江直人)

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