日本代表への思い「選ばれなかったからこそ…」
ヴェルディ戦の2日前には、来月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)に臨む日本代表メンバーが発表された。すでに来年6月から北中米の3カ国で共催される本大会への出場を決めている森保ジャパンには、昨夏のパリオリンピック(五輪)をともに戦ったMF平河悠、MF三戸舜介が初めて招集された。
しかし、怪我の影響で試合出場こそ果たせなかったものの、パリ五輪に先駆ける形で、2023年6月に森保ジャパンに招集された経験をもつ川﨑の名前は、リストのなかに見当たらなかった。
「選ばれたい、という思いはもちろんある。ただ、別にその(日本代表の)ためにプレーしているわけじゃないというか、まだまだ自分が(招集されるに)至らない、と思ってやり続けるだけですね。選ばれなかったからネガティブになる必要はないし、選ばれなかったからこそ、自分にはやるべきことがあるはずなので」
エルサルバドル、ペルー両代表からともに大量得点を奪って連勝した国際親善試合を、ベンチから見届けた2年前の6月の経験は、いまも貴重な財産として、川﨑の記憶に色濃く焼きついている。