「やはり海外で活躍するには…」川﨑颯太が記憶に焼き付けたもの
「三笘(薫)さんをはじめ世界で活躍している選手たちの意識の高さ、オン・ザ・ピッチだけじゃなくてオフ・ザ・ピッチの姿勢とか、ベンチで何を話すかとか、そういったところがやはりプレー以上に素晴らしいものだなと。自分よりもうまい選手がそうやってたくさんしゃべって、たくさん課題を解決していく姿を見ていて、自分はまだまだ足りないところが多すぎる、と感じ続けた日々だったと思う」
キャプテンを務めるボランチの遠藤航からは、頼れる背中を介していろいろと学んでいる。
「守備にフォーカスされがちですけど、攻撃のところでもアクセントもつけられる。やはり海外で活躍するには守備だけじゃないんだ、攻撃でも能力がなきゃいけないんだと感じましたね」
ホームのサンガスタジアム by KYOCERAにFC東京を迎える31日の次節から、浦和を除く他チームに先駆けて京都はシーズンの後半戦に臨む。ヴェルディ戦ではインサードハーフとして先発フル出場しながら、放ったシュートがゼロだった反省を込めながら、川﨑は気持ちも新たに自らにタスクを課した。
「チームがうまくいかないときにみんなを落ち着かせるかとか、チームにエネルギーを与えられる守備や攻撃ができるか。前半戦を上回る勝ち点を積み重ねていきたいし、怪我人が出るとか、そういうときにキャプテンとして自分が先頭に立って戦いながら、チームを勝たせていかなきゃいけない」
言葉通りに勝ち点を上積みしていけば、おのずとリーグ戦の頂点に近づいていく。21歳の若さで、本人も驚くキャプテンの大役を託されて3シーズン目。時間の経過とともに、左腕に巻く腕章が似合う存在感を放つようになってきた川﨑を中心に、京都はリーグ戦のタイトルを目指す未知の戦いに挑んでいく。
(取材・文:藤江直人)
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