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ファジアーノ岡山史上初のサッカー日本代表選出

　日本サッカー協会（JFA）は23日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選（3次予選）第9節オーストラリア代表、第10節インドネシア代表戦に臨むサッカー日本代表メンバーを発表した。ファジアーノ岡山に所属する18歳のMF佐藤龍之介がA代表初選出を果たしている。

　FC東京の下部組織出身である佐藤は、今季から育成型期限付き移籍で岡山でプレー。ここまでJ1リーグで13試合に出場し、3ゴール1アシストを記録している。主に右サイドで起用され、リーグ戦では3試合連続のスタメン出場中だ。

　期限付き移籍ではあるが、岡山史上初のA代表選手が誕生。年代別の日本代表にも選出されている佐藤は、2023年6月から7月にかけて行われたAFC U-17アジア選手権に出場し、2得点3アシストの活躍でチームをアジア王者に導いた。

　U-17イラン代表との準決勝に先発すると、2点リードで迎えた74分にFKのチャンスでキッカーを任される。右足を振り抜き、グラウンダーのボールはジャンプした壁の下を抜け、ゴールに吸い込まれた。わずかな隙間を通した技ありの得点だった。

　この逸材MFはA代表として初めて日の丸を背負い、その真価を発揮することができるのだろうか。