海外日本人選手 最新ニュース
サッカー界には、巨額の給料を稼ぐビッグスターが存在する。一方で、確かな実力と実績を持ちながらも、活躍に見合うだけの給料を所属クラブで受け取っていない選手もいる。今回は、所属クラブで主力を担っているものの、給料が安い欧州日本人選手をピックアップして紹介する。※推定年俸は『Capology』を、成績は『transfermarkt』を参照。欧州5大リーグ所属選手が対象
MF:佐野海舟(さの・かいしゅう)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年12月30日
所属クラブ:マインツ(ドイツ)
推定年俸:47万ユーロ(約7520万円)
24/25リーグ戦成績:34試合0得点0アシスト
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佐野海舟がブンデスリーガ挑戦1年目で残した成績を踏まえると、手にしている給与額はあまりに安すぎると言わざるを得ない。それほどに、2024/25シーズンにおけるマインツの“心臓部”は圧倒的な存在感を放っていた。
2024年7月に完全移籍でマインツ加入を果たした佐野は、攻守のキーマンとして中盤に君臨している。デュエルの強さや攻撃の起点となるパスの精度は、まさに一級品だ。
さらに圧巻なのは抜群の運動量で、ブンデスリーガ公式のデータによると、佐野は「393.7km」もの総走行距離を記録。390.4kmを記録したバイエルン・ミュンヘンのヨシュア・キミッヒを抑えて、堂々の1位に輝いた。
ただ、給料面だけで見れば佐野はブンデスリーガで“並みの”選手ということになる。現在の推定年俸は47万ユーロ(約7520万円)。加入初年度という事情もあり、チームの給料体系を崩すような大金を得にくい状況であるのは間違いないが、それでも1億円に到達していないことに少なくない驚きを覚える。
とはいえ、佐野の給料が控えめな金額にとどまる現状は、そう遠くない未来に終止符が打たれるだろう。今季の大活躍ぶりを前提に考えれば、今の給与額が据え置きになるとは考えにくく、マインツで大幅な昇給を勝ち取る、もしくは他クラブへの移籍で一気に高給取りとなる可能性が高い。
『transfermarkt』によれば、現在の佐野の市場価値は1700万ユーロ(約27.2億円)。これはチーム内3位の金額だ。確実に言えるのは、現在の金額はこの市場価値を全く反映できていないということだ。
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