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フォーカス 1か月前

的中したのは!? 24/25プレミアリーグ順位予想の答え合わせ【6~10位】期待以上だったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 安洋一郎 photo by Getty Images

8位:ブライトン

ブライトン
【写真:Getty Images】

24/25リーグ戦成績:16勝13分9敗(勝ち点61)
開幕前予想順位:11位

 開幕前に11位と予想をしていたブライトンが8位でのフィニッシュを果たした。

 夏と冬を合わせて世界で最も高額となる2億7800万ユーロ(約478億円)の移籍金を市場に投じたことを踏まえると、来季の欧州カップ戦出場権を獲得することができれば理想の展開だっただろう。ただ、32歳の若手監督がチームと共に成長をする中で土台を築き、それが勝ち点61の8位という結果として出たことは非常にポジティブだ。

 強豪に対しては強さを発揮し、トップ5でフィニッシュした相手には10試合で4勝4分2敗と大きく勝ち越した。一方で降格した3チームに対しては2勝4分で勝ち切れないなど、自分たちが主導権を握った中での戦い方には課題を残している。

 年間66ゴールは一昨シーズンに次いで多い得点数であり、前線の選手たちの充実度は高い。FWジョアン・ペドロ、FWダニー・ウェルベック、FW三笘薫の3選手がプレミアリーグで初となるシーズン二桁ゴールを達成した。

 一方で59失点を喫した守備陣は、怪我人が続出した影響で苦しんだ。最終ラインでフル稼働できた選手はCBのヤン・ポール・ファン・ヘッケしかいない。

 負傷者が続出しているのは、ブライトンが抱える深刻な課題である。現時点で怪我人情報を扱う『Premier Injuries』が今季の最終的なデータを集計できていないため、3月17日時点のデータにはなるのだが、欧州カップ戦に出場していないのにも関わらず、負傷者の合計離脱日数がプレミアリーグでワーストだったそうだ。

 これはヒュルツェラーの激しいトレーニングが原因の1つだそうで、選手が強度に慣れることができるかどうかが来季の結果に直結するだろう。

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