フットボールチャンネル

「ラストチャンスの気持ちで」藤田譲瑠チマはサッカー日本代表に臨む。ボランチ争いで「比べたら劣ってしまうところ」を挙げる

text by 編集部 photo by Editor

サッカー日本代表 最新ニュース

JFA×クレディセゾンイベント 藤田譲瑠チマ

【写真:編集部】

藤田譲瑠チマがFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)へ抱負

 サッカー日本代表のMF藤田譲瑠チマは5月24日、日本サッカー協会(JFA)とクレディセゾンが共同開催する「夢を叶えるプロジェクト」に登場し、子どもたちとサッカー交流を楽しんだ。イベント後に取材に応じた藤田は、6月5日と10日に行われるFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)に向けて、抱負を述べた。

日本代表W杯予選アウェイ戦はDAZN独占配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]

 

「代表の面だけで言うと悔しいシーズンになったという感じです。(パリ)オリンピックでも優勝を目指した中で終わってしまいましたし、A代表の方でも中々出場機会を獲得することができずっていう感じなので、満足のいかない代表活動っていうのはあります」

 藤田はイベント後の取材で、今季を率直に振り返った。所属するベルギーリーグ1部のシント=トロイデンVV(STVV)では残留争いという苦しい状況の中、チームの主力として戦い抜いた一方、代表活動ではパリオリンピック以降、A代表に選出されるようにはなったものの、国際Aマッチは通算2試合にとどまっている。

 だが、所属クラブでコンスタントに出場する中で得られたこともある。

「ボールを奪い切るところや前線に出ていくタイミングはシーズン後半にかけてすごい良くなったところでもありますし、攻撃参加回数も増えて良くなったかなと思います」と自身の成長した点も感じている。

 5月23日には、6月5日と10日に行われるFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)の代表メンバーが発表され、藤田はそこに名を連ねた。ここまでA代表では中々出場機会を得られていない藤田にとって、代表生き残りをかけた戦いとなる。

「自分にとって本当にメンバーも変わって大事な2試合になると思いますし、ここでできなかったらそれまでっていうラストチャンスじゃないですけど、そういった気持ちも持ちながら戦わないといけない2試合だと思うので、そこに向けて良い準備ができたらいいなと思います」

 今回はワールドカップ出場を決めたこともあり、初選出が7人いるなど大幅なメンバー変更が行われた。ボランチの国際Aマッチ出場試合数を見ると、遠藤航の69試合に次ぐのは、同4試合で1年3か月ぶりに招集された佐野海舟。熊坂光希とともに同0試合だが、昨年10月から4回連続で招集されている藤田にもアピールするチャンスが訪れる可能性は高い。

 日本代表の中で求められている役割に対しては、「自分の良さであるセカンドボールの回収やテンポを作るところは代表でも求められるところだと思う」と今まで以上に自身の持ち味を全面に出すことを意識するという。

 代表のメンバー争いは熾烈を極める。他のメンバーとどのような違いを生み出していくのか。

「強度のところでは他のボランチの選手に比べたら劣ってしまうところではあると思うので、そこをもっと上げないといけないと思いますし、それが強豪国と戦うとなると本当に必要なところだと思うので、もっと伸ばしていかないといけない」とプレーの強度を重点課題に挙げた藤田。ワールドカップ本大会を見据えた藤田の戦いはすでにはじまっている。

(取材・文:編集部)

W杯最終予選をDMM×DAZNホーダイで観る



【関連記事】
日本代表 2025年の日程・テレビ中継・配信予定・開始時間の一覧
サッカー最新FIFAランキング1位〜100位。サッカー日本代表の順位は?
「リーグのステップアップが必要」藤田譲瑠チマには叶えたい夢がある。サッカー日本代表MFの「自分の根源にある感情」


【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!