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フォーカス 6か月前

サッカー日本代表、オーストラリア代表戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。佐野海舟らの出番はあるか?

CB:高井幸大

高井
【写真:Getty Images】

生年月日:2004年9月4日(20歳)
所属クラブ:川崎フロンターレ
2025リーグ戦成績:17試合2得点
日本代表通算成績:2試合0得点

 バイエルン・ミュンヘンの伊藤洋輝、アーセナルの冨安健洋は負傷で離脱中、谷口彰悟は5月10日のコルトレイク戦で大怪我から復帰したばかり。そして直近の試合でDFリーダーを務めていた板倉滉も、今回の招集を見送られた。6月の代表ウィークでは、最終ラインの主力4人が不在である。

 現在20歳の若きホープ・高井幸大は、前節サウジアラビア代表戦でフル出場を果たしたが、今回の試合でも右CBとしてスタートからピッチに立つだろう。先のゲームでは板倉や伊藤と共に最後方から配球役を担い、要所でのボールリカバリーなど守備面でも高い貢献を示した。

 右サイドの様々な守備ポジションでプレーが可能な関根大輝もこの位置を任される可能性があるが、彼は現地時間5月29日にリーグ・アンの昇降格プレーオフを戦ったばかり。上下運動できる187cmの存在はポジティブな影響を見込めるが、オーストラリア戦はベンチからスタートしそうだ。

 高井は今回のシリーズでさらなるクオリティを見せられれば、いよいよ代表の主力CB候補に名乗りを上げるかもしれない。

CB:瀬古歩夢

瀬古 フォーカス
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年6月7日(24歳)
所属クラブ:グラスホッパー(スイス)
2024リーグ戦成績:37試合0得点
日本代表通算成績:5試合0得点

 森保一監督は「年間を通して出場試合数が多いということ、シーズンを通して戦う中で、けがが多くなってきている選手を今回は招集しないということで考えました」と今回の選考基準を説明したが、それに当てはまらない選手も何人かいる。

 そのひとりが瀬古歩夢だ。今季スイス1部リーグで37試合に出場し、現地時間5月28日と31日に開催された昇降格プレーオフにもフルタイムでピッチに立った。自身が主戦場とする最終ラインのほか、グラスホッパーではボランチ起用も多く、ポリバレントな性能も買われている。

 オーストラリア戦では瀬古が3CBの真ん中に入ると見られるが、疲労度を考慮するとベルギーでプレーする渡辺剛がこのポジションを務める可能性もあるだろう。あるいは、右CBに入るのが濃厚の高井幸大が真ん中に移るオプションも考えられる。

 現状ではリベロ的な動きも期待できる瀬古が第一候補に見えるが、このポジションは当日のコンディションによって指揮官の選択が大きく変わるだろう。

CB:町田浩樹

町田浩樹
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年8月25日(27歳)
所属クラブ:ユニオン・サンジロワーズ(ベルギー)
24/25リーグ戦成績:25試合0得点
日本代表通算成績:16試合0得点

 今回招集されたCBを生業とする選手の中で、最もA代表の経験があるのが町田浩樹だ。伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)、冨安健洋(アーセナル)ら最終ラインの主力が軒並み不在のチームにおいて、その存在はあまりに大きい。

 彼の強みは左サイドで縦関係を組む選手の特徴によってプレースタイルを柔軟に変えられるところだろう。ドリブラーには積極的に仕掛けさせる環境を作り、パサーには積極的にボールをもらいに行く。その対応力の高さは、最終予選の日本を何度も助けてきた。

 今回は湘南ベルマーレで3バックの左に入っている鈴木淳之介が初招集されているが、現状では町田がファーストチョイスと見て間違いないだろう。今季のJリーグで結果を残している鈴木も、状況次第ではインドネシア代表戦での起用も十分にあるはずだ。

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