2位:久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年6月4日
市場価値:4000万ユーロ(約64億円)
24/25リーグ戦成績:36試合5得点0アシスト
日本代表通算成績:43試合6得点13アシスト
6月シリーズの日本代表で初めて背番号10を背負う久保建英にとって、今季はボトムハーフでのフィニッシュに終わったチームと同じく満足のできる数字を残すことができない難しい1年間だった。
それでも彼の能力には成長が見えている。全公式戦でみればキャリアハイのプレータイムを更新した中で際立ったのが、得意のカットイン以外にも縦突破の精度が上がったこと。日本人選手では群を抜いている「テクニック」に「パワー」や「スピード」も乗っかったことで、簡単にぶつかり合いで倒れることなく強引な突破からチャンスを作るシーンが増えた。
対峙した相手選手との間合いを外す彼のドリブルは日本代表における最大の武器の1つ。以前と比較すると得点に関わる頻度が上がっているのは、森保一監督のチームからすると大きいだろう。
オーストラリア代表戦でも途中出場から別格の輝きを放ち、彼を経由することで攻撃の質が上がったのは間違いない。あとは試合を決めきる部分での貢献度をさらに上げたいところで、彼の高い基準であれば80分に訪れた決定機は決めたかった。こういった部分で決勝点を挙げれば、正真正銘の日本代表のエースとなれるのではないだろうか。