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すごくガッカリ…。サッカー日本代表、アピールに失敗した5人。6月シリーズで目立たなかったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 サッカー日本代表は、6月にFIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)でオーストラリア代表、インドネシア代表と対戦した。すでに本大会出場が決まっており、多くの新しい力にチャンスが与えられたが、この機会を存分に活かせなかった選手もいる。今回は、6月シリーズで本来の力を発揮できなかった選手をピックアップする。


GK:谷晃生(たに・こうせい)

谷晃生
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年11月22日
所属クラブ:FC町田ゼルビア
オーストラリア代表戦:フル出場
インドネシア代表戦:出場なし

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 谷晃生は、5日のオーストラリア代表戦に先発出場した。2022年7月のEAFF E-1サッカー選手権・韓国代表戦以来、約3年ぶりの日本代表スタメンだったが、評価を落とした印象が否めない。

 FC町田ゼルビアでの活躍が評価され、継続的に招集されてきた谷は、もともと守備力に定評のあるGKだ。しかし、この試合では日本が主導権を握り、大きなピンチはほとんど訪れなかった。試合終了間際の失点はGKにとってノーチャンスであり、自身の持ち味をアピールする機会に乏しい内容だったと言える。

 一方で、不安定な一面を垣間見せた。後半に2度のキックミスで相手にチャンスを献上した印象は良くない。プレー機会が少なく、試合のリズムに乗りにくかったことや、ピッチコンディションの悪さといったミスの要因は見出せるにせよ、守護神には常に安定感が求められる。

 谷は、現代サッカーで求められることが多いビルドアップ能力に課題がある。オーストラリア代表戦では得意とするところを見せる場面がなかった上に、苦手なところが前面に出てしまった。

 日本代表のGK陣では、パルマで経験を積み、ACミラン移籍の噂もある鈴木彩艶や、インドネシア代表戦で無失点だった大迫敬介が存在感を示している。さらに、Jリーグで好調な鹿島アントラーズを支える早川友基はいつ代表に呼ばれてもおかしくない選手で、競争は激しい。

 それだけに、谷にとってこの試合は貴重なアピールの場だったが、自身の強みを発揮しきれず、課題ばかりが目立つ結果となった。

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