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フォーカス 1週間前

すごくガッカリ…。サッカー日本代表、アピールに失敗した5人。6月シリーズで目立たなかったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:瀬古歩夢(せこ・あゆむ)

瀬古 フォーカス
【写真:Getty Images】


生年月日:2000年6月24日
所属クラブ:グラスホッパー(スイス)
オーストラリア代表戦:45分 IN
インドネシア代表戦:フル出場

 スイスのグラスホッパーで経験を積む瀬古歩夢は、6月シリーズで2試合に出場したが、むしろ評価を下げた可能性もある。

 瀬古はオーストラリア代表戦に後半から出場。町田浩樹の負傷によるもので、想定外の起用だったとみられるが、プレー内容には課題が残った。特に試合終盤、相手に対するマークが甘くなってペナルティーエリアに侵入を許したところから決勝点を奪われており、ネガティブな印象を残してしまった。

 失点シーンについては本人もミスを自覚しており、「シンプルに個人のミス。自分は初招集ではないですし、非常に責任を感じています」と振り返っていた。

 続く10日のインドネシア代表戦ではフル出場を果たし、相手のロングフィードに冷静に対応するなど、無失点勝利に一定の貢献を見せた。ただし、攻撃面では効果的なビルドアップや展開力を示す場面は少なく、印象に残るプレーは乏しかった。むしろ、その脇を固めた高井幸大と鈴木淳之介のパフォーマンスが光っていたため、瀬古は相対的に存在感を欠いたように映る。

 日本代表は3月シリーズでも最終ラインに負傷者が続出し、瀬古がバーレーン代表戦で起用されたが、このときも相手FWに入れ替わられてピンチを招くなど、精彩を欠いていた。

 瀬古は代表戦直近5試合中4試合に出場しており、プレー機会には恵まれていると言っていい。チャンスがあるうちに、確固たる信頼をつかみたい。

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