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フォーカス 2週間前

W杯行きもあるぞ! サッカー日本代表、アピール大成功の5人。6月シリーズで株を上げたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:平河悠(ひらかわ・ゆう)

平河悠
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年1月3日
所属クラブ:ブリストル・シティ(イングランド)
オーストラリア代表戦:フル出場
インドネシア代表戦:出場なし

 6月シリーズで最もアピールに成功したのは平河悠かもしれない。6月5日に行われたオーストラリア代表戦でフル出場を果たした男は、森保ジャパンの“最終兵器”となり得るだろう。

 代表デビュー戦となったオーストラリア代表戦で、平河は右ウイングバック(WB)の位置を任された。果敢な仕掛けで相手守備陣を押し下げ、外と内のレーンを上手く使い分けながら右サイドを活性化させることに成功している。

 FIFAワールドカップ(W杯)26アジア最終予選では堂安律が同ポジションを担ってきたが、左利きの堂安は主に内側に入りつつ周囲との連係で守備網を崩していくスタイル。大外の縦突破と内側レーンへの侵入ができる平河のような人材は、森保一監督も欲しかったはずだ。

 さらに、オーストラリア代表戦の平河は際どいミドルシュートを放つなど、得点の気配を存分に漂わせていた。森保ジャパンが1年後のW杯本大会でベスト16の壁を打ち破るためにも、WBの得点力アップは欠かせない。この課題の解決策が「平河のメンバー入り」となる可能性は十分にある。

 0-1と完封負けを喫したオーストラリア代表戦で、数少ない“希望の光”となった平河。今後、堂安をスタメン落ちの危機に追いやるほどの成長を見せられれば、森保ジャパンのサイドの人材はより一層厚みを増すことになる。

 少なくとも、パリ世代屈指のスピードスターは森保監督にとっての“最強のジョーカー”となれる逸材である。

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