6位:アトレティコ・マドリード(スペイン)

【写真:Getty Images】
監督:ディエゴ・シメオネ
24/25リーグ戦成績:3位(22勝10分6敗)
戦力値:86(攻撃力15,守備力20,選手層15,勝負強さ18,采配力18)
スペイン屈指の強豪クラブであり、24/25シーズンのラ・リーガで3位になったアトレティコ・マドリード。今回は同都市のライバルであるレアル・マドリードとともに、アメリカ合衆国に乗り込んでくる。
2011年12月の就任から13シーズン半率いている元アルゼンチン代表MFのディエゴ・シメオネ監督が植え付ける堅実な守備から、鋭いカウンターで相手を仕留めるのがアトレティコの流儀だ。ただし、ここ数年はボールを保持しながら崩す攻撃も部分的に導入している。
大量得点を奪うような爆発力はないが、24/25シーズンのラ・リーガで20得点を記録したノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロート、高い機動力と技術を併せ持つアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス、チームの象徴的なアタッカーであるフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンという3人が、少ない手数でフィニッシュまで完結できる。生え抜きである33歳のMFコケは、中央から攻撃の組み立てと守備のバランスワークを担う。“相棒”のロドリゴ・デ・パウルはアルゼンチン代表の主力であり、厳しい時ほど強さを発揮するタイプの選手だ。
欧州王者パリ・サンジェルマン、南米王者ボタフォゴ、地元シアトル・サウンダーズが揃う厳しい組に入ったが、絶対的な守護神ヤン・オブラクが支える守備力をベースに、接戦をものにできる勝負強さを武器に、しぶとく大会を勝ち上がっていく可能性は十分にありそうだ。
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