3位:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)

監督:ヴァンサン・コンパニ
24/25リーグ戦成績:1位(25勝7分2敗)
戦力値:89(攻撃力19,守備力17,選手層18,勝負強さ18,采配力17)
ドイツの絶対王者として君臨し続けるバイエルン・ミュンヘン。FIFAクラブワールドカップは2013年と2020年に参加し、どちらも世界王者に輝いている。
24/25シーズンのブンデスリーガでは2位のレバークーゼンに勝ち点13差を付けて優勝しており、得失点差は+67という驚異的な成績だった。シュトゥットガルトから加入した日本代表DF伊藤洋輝によると、国内では勝つだけでなく、いかに圧倒して勝つかまでが求められるといい、クラブのフロントはもちろん、メディアやファンからもそうした厳しい目で見られることが、勝負強さのベースにもなっているようだ。
母国サッカー連盟(DFB)との繋がりが強く、スタメンの過半数がドイツ代表選手で占められることは、タレント力だけでなく、組織面でも安定した強さを維持する要因となっている。24/25シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)は準々決勝でインテルに競り負けたが、短期決戦で世界一に輝くポテンシャルは備えており、39歳のヴァンサン・コンパニ監督も2年目となる来シーズンを前に、新フォーマットのクラブW杯で最初の戴冠を成し遂げたいだろう。
クラブのレジェンドで、今季限りでの退団が決定している元ドイツ代表FWトーマス・ミュラーの集大成となる今大会での活躍も期待される。攻守におけるバランスの良さは“欧州勢”でも強みとなっているが、エースのイングランド代表FWハリー・ケインを筆頭に、前線が爆発力を発揮していけるか。同組にボカ・ジュニアーズ、ベンフィカという侮れない相手が揃うだけに、初戦でオークランド・シティにしっかりと勝利して、波に乗っていきたい。