2位:レアル・マドリード(スペイン)

監督:シャビ・アロンソ
24/25リーグ戦成績:2位(26勝6分6敗)
戦力値:91(攻撃力19,守備力15、選手層20,勝負強さ18,采配力19)
スペイン現地では「エル・マドリー」の呼称で知られる。国内外の舞台で最多のタイトルを獲得してきたメガクラブであり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)における優勝15回はライバルの追随を許さない。FIFAクラブワールドカップも、従来のフォーマットでは5回の優勝を誇る。
ただ、24/25シーズンはラ・リーガで連覇を逃し、CLもプレミアリーグ勢のアーセナルに完敗して、国王杯は決勝でバルセロナに敗れて、無冠に終わってしまった。2021年から率いて、数多くの栄光をもたらしてきたカルロ・アンチェロッティ監督も勇退し、ブラジル代表の監督に就任。後任はクラブOBでもあるシャビ・アロンソ監督が務める。
クラブW杯は新監督での“初陣”となるが、フランス代表FWキリアン・エンバペやブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールといった世界トップクラスのアタッカーに、守備の意識を植え付けることが第一の仕事となりそうだ。タレント力は文句なしに世界屈指だが、CLファイナルのパリ・サンジェルマンが象徴するように、どれだけ素晴らしいタレントを揃えていても、チームとしてコレクティブでなければ、高強度の試合で相手を上回ることは難しい。
ディフェンスもベルギー代表の守護神ティボー・クルトワを中心にベースはあるが、全体の守備強度を引き上げることで、中盤の主力であるイングランド代表MFジュード・ベリンガムなども躍動感を増すことができるはず。リバプールから加入したイングランド代表サイドバックのトレント・アレクサンダー=アーノルドやボーンマスから来たディーン・ハイセンらをいかに早くフィットさせられるかも、大会の成績に関わりそうだ。