「ああいう状況になると難しくなる」
「前半から守備に回る時間帯が多かったんですけど、ボールを奪ってから、時間の作り方だったりとか、そこは相手が非常に上手いなって感じてはいたので。やっぱりボールを奪った後に、しっかり保持する、全員が同じ意識のもと動き出すということが、難しいとは思うんですけど、できていたら…」
ほぼ90分を通して、チームで粘り強い守備ができていた実感があるからこそ、西川は「ああいう状況になると難しくなるなっていうのは初めて感じた部分でもある。自陣で苦しんで、守って、自分がボールを取った時にやっぱり押し上げておかないと、後半の終盤にきつくなってくる」と強く感じたようだ。
確かにインテルの攻守の切り替えは素早く、浦和が奪ったボールをつなぐ時間をほとんど与えてくれなかった。
西川は今回初めて採用されたGKの”8秒ルール”に関して「僕の中でボールを持ってから、レフェリーが手を挙げたときを目安のひとつにしているので。そこからまだ、探しても大丈夫だなというところで、最悪ピンポイントでパントをければいい」と整理できており、あまりプレーにマイナス影響は出なかったという。
それよりもボールを取った時に選手がすぐ動き出して、インテルのマークをうまく外してボールを引き出すなど、そうした意識のところで甘さがあったことを認識している。