海外日本人選手　最新ニュース

鈴木彩艶、移籍の可能性は高まっていたが…

　セリエAのパルマに所属する22歳の日本代表GK鈴木彩艶に対し、ナポリやトッテナムなど複数のクラブが興味を示している。移籍の可能性が高まる中、パルマが他クラブから届いたオファーを拒否したようだ。イタリアメディア『パルマ・ライブ』が24日に報じている。

　鈴木は2023年8月に浦和レッズからベルギー1部のシント＝トロイデンVVへ期限付き移籍した後、2024年2月に完全移籍へ移行した。そして、同年7月にはパルマへ移り、昨季は正守護神として公式戦37試合に出場。ただ、チームは16位に沈み、苦しいシーズンを送っていた。それでも鈴木に対する評価は高まり、今夏の移籍市場で他クラブから注目を浴びている。

　しかし、同メディアはタイトルに「パルマが2件のオファーを断った」とつけ、「昨季セリエAでのデビューイヤーを通して着実に成長を見せた鈴木に対して多くのクラブが投資を検討しているが、パルマはその将来性に確かな価値を見出しており、慎重に扱うべき資産と考えている。そのため、彼にはまださらに成長できる余地があると信じ、大きなステップアップの前にもう1年チームに留めておきたいようだ」とし、パルマに売却意思が無いことを示唆した。鈴木にとっても、来年のワールドカップを考慮して残留するという考えはあるかもしれない。