海外日本人選手　最新ニュース

町野修斗を獲得するには、1000万ユーロ以上が必要？

　昨季ブンデスリーガで戦っていたホルシュタイン・キールに所属する25歳の日本代表FW町野修斗に対し、バーミンガム・シティやボルシア・メンヒェングラートバッハが興味を示している。しかし、高額な移籍金が障害になる可能性があると、英メディア『ワンフットボール』が6月30日に報じた。

　町野は2023年7月に湘南ベルマーレからキールへ完全移籍し、加入初年度から活躍してチームの1部昇格に貢献した。昨季は公式戦34試合で12得点3アシストを記録しているが、チームは17位に終わり、たった1シーズンで2部へ降格。それでも二桁ゴールを達成した同選手には注目が集まっており、今夏に他クラブへ移籍するとの見方が強まっていた。

　ただ、5月31日まで有効だった350万ユーロ（約5億6000万円）の契約解除条項は失効している。キールでスポーツ・ディレクターを務めるオラフ・レベ氏は「我々には、痛みを感じる金額というものがある。それは1000万ユーロ（約16億円）だ」と語り、同メディアは「1000万ユーロ以上のオファーがなければ、放出を検討しない姿勢を見せている」と伝えた。この移籍金が、交渉が難航する原因となるかもしれない。