FIFAクラブワールドカップ2025　最新ニュース

　6月中旬に開幕したFIFAクラブワールドカップ2025（CWC）は現在、一発勝負の決勝トーナメントが行われている。32クラブが参加する今大会、ここまで期待通りの結果を残すチームがある一方で、残念ながらサポーターの期待を裏切ってしまったチームもある。今回は、とくにがっかりな成績に終わったクラブをピックアップする。

アトレティコ・マドリード（スペイン）

【写真：Getty Images】

監督：ディエゴ・シメオネ
2024/25リーグ戦順位：3位
クラブW杯2025成績：2勝0分1敗（グループステージ3位）

　今季国内無冠に終わったアトレティコ・マドリードは、タイトル獲得を目指すも、まさかのグループステージ敗退となった。

　UEFAチャンピオンズリーグ（CL）覇者のパリ・サンジェルマン（PSG）や2024南米王者のボタフォゴなどと同グループとなったアトレティコにとって、結果的に痛手となったのが、初戦のスコアだった。

　いきなりCL王者のPSGと激突したアトレティコは、19分にファビアン・ルイスのミドルシュートで先制を許す。その後も圧巻の攻撃力を誇るフランスの絶対王者を止められず、3点を追加され、、いきなり0-4と大敗を喫することになった。

　出鼻をくじかれる格好となったアトレティコだが、第2戦のシアトル・サウンダーズ戦では3-1と勝利。続くボタフォゴとの第3戦では、拮抗した展開の中、87分にアントワーヌ・グリーズマンが決めたゴールを守り切り、なんとか勝利して勝ち点6をゲットした。

　しかし、2勝1敗でグループステージを終えたアトレティコは、得失点の差で3位フィニッシュ。第1戦目の大量失点が命取りとなったのだ。敗退決定後、グリーズマンはチームの現状について「見直すべき点が山積みだ」（スペイン紙『マルカ』より）と、率直な心境を吐露。あまりにも残念な結果だった。