ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)

【写真:Getty Images】
監督:ミゲル・アンヘル・ルッソ
2025リーグ戦順位:グループA2位(暫定)
クラブW杯2025:0勝2分1敗(グループステージ3位)
FIFAクラブワールドカップ(CWC)の前身であるインターコンチネンタル・カップを3度制覇しているボカ・ジュニアーズは、今大会1勝もできず、グループステージ敗退となった。
ポルトガルの名門であるベンフィカとの初戦を迎えたボカは、幸先よいスタートを切る。21分に先制すると、すぐに追加点を決め、一時2-0とリードする。しかし、前半アディショナルタイム(AT)に失点。さらに、72分にベンフィカの選手が退場し、数的優位な状況にも関わらず、84分に痛恨の失点をしてしまう。試合はそのまま終了し、勝ち点2を落とすことになった。
ドイツの絶対王者バイエルン・ミュンヘンとの第2戦目は、18分に先制されると、その後も主導権を握られる苦しい展開に。66分にはなんとか同点に追いつくも、試合終了間際に追加点を決められ勝ち点を逃した。
これでグループステージ突破が絶望的になったボカは、ここまで2連敗しているオークランド・シティと対戦。相手が今大会唯一のアマチュアクラブということもあり、この試合では主導権を握ったが、26分に先制してからはなかなか追加点が奪えず。そのままズルズルと時間を進めると、52分にまさかの失点を喫し、1-1で試合を終えることに。南米の名門がアマチュアクラブとドローというのは、決して褒められるべきものではない。
ブラジル勢の多くがラウンド16に残る中、アルゼンチン勢はボカ、リーベル・プレートともにグループ敗退。ともに熱狂的なサポーターを抱えるだけに、その失望感もかなり大きかったはずだ。