サッカー日本代表　最新ニュース

【写真：Getty Images】

優勝する気あるの？と指摘

　日本サッカー協会（JFA）は3日、今月開催されるEAFF E-1 サッカー選手権（E-1選手権）2025決勝大会に臨む、サッカー日本代表のメンバーを発表した。韓国メディア『スターニュース』は4日に、E-1選手権に臨む日本代表のメンバー選考に疑問を呈している。

　E-1選手権には、日本、韓国代表、中国代表、そしてホンコン・チャイナ代表（香港代表）が出場する。日本は、8日の初戦で香港、12日の第2戦は中国、そして最終戦では韓国と対戦する予定だ。国際Aマッチウィーク期間外での開催となっており、E-1選手権ではヨーロッパでプレーする選手たちは招集できない。

　そのため、これまでの大会ではJリーグで活躍する選手を中心にメンバーを選んでいた。今大会でも、サンフレッチェ広島から最多の5人が選出されている。また、初招集となるメンバーが12名選ばれるなど、6月まで行われていたFIFAワールドカップ（W杯）26・アジア最終予選（3次予選）とは、選ばれた選手たちの顔ぶれは大幅に変化した。

　同メディアは、「日本は東アジアカップを無視しているのか」と題して、今回の日本のメンバー選考について次のように述べた。

「ヨーロッパ組の招集が不可能なだけに、日本と韓国は自国リーグの選手を中心にチームを構成した。日本は代表メンバーを発表したが、今回のE-1選手権に臨むのは26名中12名が初めて代表でプレーする選手たちだ。より細かく見てみると、本当に優勝する気があるのか？と思うほどの選考が目立つ。Jリーグ首位の鹿島アントラーズの選手を代表から除外している。2位の柏レイソルからは4人選んでいるが、そのうち3人は初招集のメンバーだ」

　そして、「長友佑都の招集も議論の余地があるだろう。依然として良い活躍をしていれば代表への招集は当然だが、今季先発で出場した試合は6試合に過ぎない。直近7試合中6試合は試合終盤の5分前後での出場や、交代出場すらしていない」と述べている。

　また、「森保一監督は優勝への意欲を示しておらず、今大会に大きな意味を抱いていないようだ。言い換えれば、精鋭メンバーで臨むホン・ミョンボ監督率いる韓国代表は、事実上の決勝戦となる日韓戦は無条件で勝利しなければならないという負担がある」と、両国のメンバー選考を比較すると日韓戦は勝利が必須であると指摘している。